NHK「終電。」 | アロハ坊主の日がな一日

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NHK「終電。」
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    何げなくチャンネルを変えていると、ふとその映像が目に留まった。NHKで23時からやっている「終電。midnight PinNic」という番組だ。文字通り、終電後から始発までの真夜中の街を撮影しながら、そこで働く人たちのインタビューも交え、あまり知られていない東京の街並みを紹介している。

    ナレーションは松尾スズキ×小泉今日子が担当しており、彼らのゆるいコメントが、この真夜中の街の空気感を上手に引き出している。そんなに身近でもなく、でもまんざら知らない間柄でもないというふたりの距離感が、ふたりの掛け合いからも感じられ、そうした遠慮が東京の街のテイストにマッチしているようでもある。まさしく飲み屋でTVみながら、ぼやいているような会話で、心地よい。

    あるシーンで(ラーメン)屋台の店主が「たまに喧嘩が起きるけど、できるだけそういうのには近づかないようにしてるんです」と言った時に、松尾スズキが「これラーメンよりソーメンがいいよね。そしたら喧嘩なんておきないでしょ」とコメント。
    「おいおい、ソーメンでお客が来るのかよ!」と、ちょっとつっこみたくなるような、この無責任なコメントがふたりのゆるい掛け合いに妙に合っている。

    さらに日本橋でのシーンでは、「小泉さん、日本橋のデパート行ったことあります?」と松尾スズキが尋ねると、「ありますよ。お歳暮とか買いにきましたよ。結婚していた頃があって、そのとき向こうのご実家へ送ったりしてましたね。そうした主婦的なことをやってみたいなと思って。」とキョンキョン。
    「おいおい、そこまで言っちゃうの?」と、つっこみたくなるような、さらけ出しコメントも、微妙な距離のある関係なので深くは掘り下げず、次の場面へと展開される。

    たぶんタモリ倶楽部的にやると、もっとディテールにこだわり、もっと解説型のものとなって、このゆるさはきっと出せない。

    これは、あえて情報の深度を求めず、街の臨場感や空気感に重きを置いた番組だ。アド街ック天国のように情報満載型番組のアンチテーゼ。ゆっくりパン&ティルト、ドリーを多用した撮影も、そうした臨場感を際立たせている。まあ騙されたと思って、一度見てつかーさいよ。きっと真夜中に散歩したくなるはずだから。
    | TV | 00:28 | comments(2) | trackbacks(0) |
    コメント
    コメントありがとうございます。

    >説明しないことによるリアルさが心地良かったです。

    そうそう。語り手も画を邪魔しないんですよ。映像といい、スズキと小泉のキャスティングといい。マッチしてましたね。
    | アロハ坊主 | 2010/08/23 11:08 AM |
    どうもはじめまして。私もチャンネル変えていて偶然に観た者です。良かったですよね。
    ゆるーい感じとその場の空気感を感じさせる映像・静けさが本当に新鮮でした。説明しないことによるリアルさが心地良かったです。
    | 通りすがり | 2010/08/22 11:56 PM |
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