映画[ 大洗にも星はふるなり ]妄想の果てに、壊れていくおバカたち | アロハ坊主の日がな一日

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映画[ 大洗にも星はふるなり ]妄想の果てに、壊れていくおバカたち
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    映画[ 大洗にも星はふるなり ]を渋谷シネセゾンで鑑賞。

    今年、一番のおバカでおもろい映画って、何だろう?
    と考えて、浮かんだのがこの作品。

    監督は、[ ぼくたちと駐在さんの700日戦争 ]や[ 逆境ナイン ]の脚本の福田雄一。ドラマでは[ 東京DOGS ]や[ 猿ロック ]なんかの脚本もてがけているちょー売れっ子さん。

    同じ映画館で、同じようなシチュエーションもの、構成作家で俳優の堀部圭亮監督のデビュー作「悪夢のエレベーター」を観たのだが、早くに結末が分かっちゃっていまひとつだったので、余計に楽しめたのかも。

    山田孝之はイケメンフェイスと毛深さで、佐藤二朗、ヤスケン(安田顕)ら、個性俳優派はアクの強さで圧倒的な存在感を出していた。おもろいわ。

    おバカなほどに、恋に暴走する男って、愛らしい。この映画を観て思った。
    だって一人の可愛い子ちゃん、江里子(戸田恵梨香)をめぐっての争奪戦も、笑えるからね。

    この映画に登場する男たちは、どれもみなおバカである。
    どうきっても、焼いても、中から出てくるのは「馬鹿」の二文字。

    前代未聞の勘違いナルシスト男、オクテなサメマニア、モテないくせに浮気願望が強いダメ男に、イケメンなのにハイテンションバカ、ちょいワルオヤジの海の家のマスターなどなど。

    序盤はキャラクターと、キャスティングがいまひとつかみ合っていないのでは、と思っていたがストーリーがすすむにしたがって、それが見事な配役であることがわかってくる。

    特に、前代未聞の勘違いナルシスト男の杉本、演じた山田孝之。ちょいワル、店主の佐藤二朗。突如闖入してきた、弁護士関口を演じたヤスケン。

    この映画での、ほとんどの笑いをかっさらっていくといっていいぐらいの存在感である。

    ナルシストとして、最初タキシードを着て、気取っていた山田は、いつしか上半身ランニング一枚になり、口ひげ・あごひげが倍以上に伸びて、あられもない姿に・・・。アロハを着て年上的立場で傍観していたマスター・佐藤二朗は、いつしかタキシードに着替えて、沈黙から饒舌なエロオヤジに返信。

    弁護士役の安田顕は、海の家の取り壊しを求めてやってきた一弁護士なのに、何を血迷ったかラブバトルに参戦を表明!

    ひとりの女子をめぐって、男たちは普段ココロに隠していた思いを露わにして見事なまでに、壊れていく。

    個性的なキャラクター設定に、間髪を入れずに繋がる会話。そしてシチュエーションコメディという劇作家の作品としては王道パターンだが、登場人物である男たちの壊れていくプロセスが面白く楽しめるのだ。

    たとえサプライズエンディングが、途中でわかったとしてもいいんじゃないかと思わせるくらい、そこまでのストーリーがバカバカしいほど、よくできている。「好きだな、これ」

    マドンナが、男たちの思い出には登場するが、最後の最後まで、冬の大洗に表れないしっていうのも、いい。今思えば、ほんとに男たちのマドンナが戸田恵梨香だったのかどうかも怪しいもんだ。そんなことないか。
    | 映画(日本) | 20:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
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