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映画[ 96時間 ]心優しき父親が、非情な追跡者として変貌する
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    映画[ 96時間 ]を新宿ミラノで鑑賞。

    アメリカで上映され、1億5000万ドルの興業収入をあげた本作は、誘拐された愛娘を悪党どもから奪還するために父親が非情な追跡者となって、敵のアジトへ一人で攻め進んでいくアクション映画。

    リュック・ベッソン製作・脚本、[ アルティメット ]で一躍スターダムにのぼりつめたピエール・モレル監督というフランス人のコンビが、どうしてこれほどのヒット作を作りだせたのか。それはイスラム過激派に、アラブ系成金という悪党どもを次々となぎ倒していく主人公に、アメリカ人の深層心理にあった復讐心を鷲づかみにされたからだとか。
    映画taken
    実は・・・[ Taxi  ]や[ トランスポーター ]など、近年勢いのある、フランス産のアクション映画の潮流ともいえるノンストップ&ハイスピードアクションが新鮮だったのでは。そんなふうに思わせるほどのちょっと型破りなアクション映画である。


    17歳になったばかりのキム(マギー・グレイス)が、友だちと初めての海外旅行で訪れたパリで何者かに誘拐される。まさに誘拐される瞬間にキムと携帯電話で話していた父親のブライアン(リーアム・ニーソン)は、自らの手で犯人たちを地獄の果てまで追い詰め、娘を奪還しようと決意し、単身パリに乗り込む。誘拐犯はアルバニア系の人身売買組織だと判明。政府の秘密工作員として活動してきた経験を生かし、単独で捜査を開始する。(gooより)


    原題は[ taken ]。「娘を誘拐された」というどストレートなタイトルだが、日本ではこれが「96時間」となる。事件発生から96時間以内に探し出さないと被害者の救出が不可能という絶望的なデータのもとに、父が娘の救出するために孤軍奮闘するタイムリミットストーリー。

    時間制限の中で、主人公・ブライアンは、娘のために息づきすることなく全力で疾走していく。このノンストップ&ハイスピードアクションは、アクションのセオリーを無視したとまで思わせるもので、彼は苦悩したり、立ち止まったりは決してしない。ご都合主義的なプロットも、忘れさせるほどのスピード感はなかなか圧巻である。
    行く手をさえぎるものは、たとえ旧友や、あいさつするほどの仲であるその妻であろうと容赦はしない。かたっぱしから撃ち、蹴り、殴り倒して突き進む。この非情なスタイルも、潔いほど娘オンリーで、また娘を救出する心優しき父親像を覆していて、面白い。

    また主人公ブライアンを演じたベテラン俳優リーアム・二―ソンが放つ渋みのあるエスプリの効いた存在感。これがアクションやスピード感に重みを感じさせ、父の怒りを際立たせている。

    「おまえはもうすぐ誘拐されるが、・・そのときに、できる限り相手の特徴を言うんだ」
    これは、愛している娘キムが凶悪犯に誘拐されるだろうシーンにおいて、冷静沈着に、娘に的確な指示を出した父・ブライアンのセリフ。娘を溺愛していると想像すればするほど、この言葉はドキッとさせられる。また一方で、このシーンは誘拐される前から凶悪犯の情報を収集するという今までにない斬新な切り口なのもなかなか見所である。この他にも「娘を助けるためなら、エッフェル塔でさえ倒してみせる!」など、過剰なセリフもリーアム・ニーソンなら凄味になり、このあと起こるブライアンの娘の救出劇に期待が高まっていく。

    ラストのちょっと尻すぼみ的な印象をいがめないが、それでもほぼ最後まで、テンションが落ちることがない。ハリウッドのアクション映画に飽きた方は、ぜひどうぞ。おすすめです。

    リュック・ベッソンとピエール・モレルの次なる作品も、今から楽しみになってきた。
    | 映画レビュー | 22:59 | comments(0) | trackbacks(3) |
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    96時間(86点)評価:○
    総論:キレたお父さんがパリで大暴れ!さながらモンスター・パニック!リュック・ベッソン率いるヨーロッパ・コープ製作によるクライム・アクション。監督は「アルティメット」のピ....
    | 映画批評OX | 2010/11/21 5:49 PM |
    96時間:とんでもない奴にかかわったな よみうりホール
    タイトル:96時間 監督:ピエール・モレル 出演:リーアム・ニーソン/マギー・グレイス/リーランド・オーサー/ジョン・グライス/デヴィッド・ウォーショフスキー/ケイティ・キャシディ/ホリー・ヴァランス/ファムケ・ヤンセン 製作:リュック・ベッソン 脚本:リュッ
    | 気ままに映画日記☆ | 2009/09/17 10:25 PM |
    96時間
     『父の愛が、 パリの街を暴走する。』  コチラの「96時間」は、リュック・ベッソンが製作&脚本を手掛け、主演のリーアム・ニーソンが、旅行中のパリで誘拐された娘を助け出そうとする父親を描いたPG-12指定の8/22公開のサスペンスなのですが、早速観て来ちゃい
    | ☆彡映画鑑賞日記☆彡 | 2009/09/15 11:27 PM |