映画[ ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式 ]思いっきり笑って泣いて、さようなら | アロハ坊主の日がな一日

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映画[ ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式 ]思いっきり笑って泣いて、さようなら
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    映画[ ハウエルズ家のちょっとおかしなお葬式 ]をシネマート六本木で鑑賞。

    映画予告が面白かったので観た。監督は巨匠、フランク・オズ。ニコール・キッドマン出演の 前作[ ステップフォード・ワイフ ](04)に引き続き、本作もブラックコメディ満載。限られた時間と場所に様々な人を登場させる“グランド・ホテル形式”で、どのキャラクターも見逃せないと思わせる見事なキャスティングと伏線の巧さは、さすが巨匠という感じ。


    アメリカ映画なんですが、舞台はイギリスという設定になっている。そこで思ったのが、じつは監督、本作を「モンティ・パイソン」シリーズに代表されるような英国版コメディとして作りたかったのではなかろうか。ということ。

    欺瞞がはびこる既存のモラルや宗教観をおちょっくり、皮肉ってみる。英国版コメディなら、多少エログロな演出になっても、メッセージ性を含めて成立しちゃう。という考察。

    間違ってドラックを飲み意識が錯乱した青年が裸で屋根によじ登り、亡くなった父と愛人関係にあった小男が息子たちに父のいる棺へ逆さま(69)にして入れられるなど、次々と描かれる下品なシチュエーションの数々も、英国版のブラックコメディならわくわくしながら笑ってみられるというもの。

    ラストのほろりとさせられる、主人公、ダニエル(マシュー・マクファディン)の父への弔辞も、いわば(形式やモラルの)欺瞞を打破したようなものでしょ。小説家として成功を収めた優秀な弟ロバート(ルバート・グレイブス)にコンプレックスを持ち、自分が父の弔辞を述べることに悩み苦しんでいたダニエル。
    「なぜロバートが弔辞を読めないの?」という親族の声。こいつには、荷が重すぎる。絶対にできないというような周りの視線を、ダニエルは見返すように、父への素晴らしい弔辞を述べるのだ。

    緻密に計算されたであろう数々の伏線が見事に機能し、高い完成度だった。ひとつあげるなら、神父がなぜあれほど急いでいたのか、その理由が描かれていれば申し分なしだったのに。
    また、長男のダニエル役のマシュー・マクファディン、恋人から精神安定剤と間違ってもらったドラックを飲んでしまった神経質な青年サイモンを演じたアラン・テュディック。さらに自分の病気のことで常に頭を悩ます被害妄想で、かつ不運な男ハワードを演じたアンディ・ナイマンなど、キャスティングもお見事。

    もっと他の映画館で上映されてもおかしくない作品なのに残念。
    ぜひおススメしたい映画なのに。
    | 映画レビュー | 10:52 | comments(0) | trackbacks(1) |
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    | - | 2009/08/25 12:34 PM |