映画[ ハゲタカ ]おれは、あんただ!! | アロハ坊主の日がな一日

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映画[ ハゲタカ ]おれは、あんただ!!
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    映画[ ハゲタカ ]を渋谷で鑑賞。

    2年前にNHKで土曜ドラマとして放映していた頃によく観ていた。
    面白かったんだよなあ。本作はその劇場版である。

    TVドラマでは「日本を買い叩け!!」を合言葉に、日本企業に次々と買収を仕掛けたハゲタカこと天才ファンドマネージャー・鷲津政彦(大森南朋)が企業買収を通じて、日本を再生させていく姿が描かれていた。そして本作は、その鷲津が新たな“赤いハゲタカ”の劉一華演じる玉山鉄二を迎え撃ち、混迷の中をさまよう日本の新たなる再生へと導いていくのがストーリー。
    ちなみに劇場版もTVと同様に林宏司が脚本を担当し、[ 白洲次郎 ][ ちゅらさん ]を手がけた大友啓史が監督としてメガホンをとっている。
    はげたか
    このTVドラマは、企業買収という、一時期日本を席巻した話題性のあるテーマを取り扱った社会派ドラマという枠にとどまらず、それを、骨太な人間ドラマとして描いている所に、多くの共感・称賛を得たのではないだろうか。TVドラマにしては珍しく、複数台のカメラで撮影し、緊張感や臨場感のある斬新な映像も、新鮮だったということもあっただろう。その演出や映像は、本作でも踏襲されており世界観は損なわれることがない。

    大森南朋、松田龍平、柴田恭兵らTVではなかなかお目にかかれない俳優だけに、映画になっても決して見劣りしない。アカマ自動車のホワイトナイトとして名乗りをあげた鷲津の記者会見後のシークエンスなどのメタファー的な要素や、守山(高良健吾)ら派遣工によるデモなどモブ(群衆)シーンもありと、映画としての醍醐味が感じられる作りとなっている。

    昨年9月に起きた“リーマンショック”という経済激変を受けて、構想を練り直し、撮影直前まで台本がたびたび変更されただけあって、リアリズムに徹したストーリーは、TVドラマ以上に見ごたえがあったし、現実には、日本がアメリカの影響をもろ受けたが、本作では、そのアメリカの経済危機を鷲津たちがうまく利用して、アメリカ企業をひと泡ふかす光景は痛快だった。(日本の新たなる再生とは、“アメリカからの脱却”というシナリオだったのだ。)

    「あなたは私です。」「私はあなたです。」という鷲津と劉の間で語られる本作のキーワードは、TVドラマでも、同じように語られていた。お茶を濁したかに見える展開だが、少し深読みすればそこには、正しい信じていた価値観が崩壊し、その都度奈落に突き落とされたみじめな姿と同様に、失敗しても決してあきらめず新たな道を探す強い心を持った日本人の姿が描かれているとも読み取れる。

    この映画って、TVドラマを観ていない人向けなのかもね。これを観たら、ぜったいにドラマを観たくなるもの。
    | 映画(日本) | 09:24 | comments(1) | trackbacks(3) |
    コメント
    前から大森クン大好きだったけど、「ハゲタカ」で完全にハートをぶち抜かれちゃったよ。金縁メガネの南朋ちゃんがたまら〜〜ん。
    | ガラリーナ | 2009/07/28 6:25 PM |
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