映画[ エグザイル/絆 ]自分たちのルールでしか生きられない男たち | アロハ坊主の日がな一日

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映画[ エグザイル/絆 ]自分たちのルールでしか生きられない男たち
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    映画[ エグザイル/絆 ]を渋谷イメージフォーラムで鑑賞。

    男たちの物語といえば、いまや[ レッドクリフ ]が有名でしょうが、
    このオヤジ、ジョニー・トー監督も負けてはいません。

    友情、潔い死にざま、華麗なるガンアクション。
    どれをとっても、男たちの色香が漂うほどの渋さがある。
    惚れぼれしちゃいます。大人の男を観たいなら、必見です。

    (あらすじ)舞台は中国への返還間近のマカオ。昼下がりの住宅街で4人の男がひとりの男を帰宅を待っていた。タイ(フランシス・ン)とキャット(ロイ・チョン)は彼を守るために、ブレイズ(アンソニー・ウォン)とファット(ラム・シュ)は彼を殺すために。5人は、かつては強い絆で結ばれていたのだが…。やがてその男、ウー(ニック・チョン)が帰ってくる。そして始まる銃撃戦。だが、赤ん坊の泣き声がした時、男たちは銃を下ろす。そしてウーの妻も交えて晩餐を楽しむのだった…。


    “ジョン・ウー監督が描く男たちは、ウェットな感じがする一方で、ジョニー・トー監督のそれは、非常にドライである。”ある映画評論家が、映画評でこんなことを書いていたが、まさにそのとおり。ジョン・ウー監督のヒット作[ レッドクリフ ]では、諸葛孔明と周瑜の間に芽生える友情を琴を用いて、粘着性のあるドラマとして描いていた。かたやジョニー・トーおじさんは[ エグザイル/絆 ]において、昔は友、今は敵となって激しい行われる銃撃シーンで、赤ん坊の泣き声(ミルクの時間だから)により一時中断して、壊れた壁や鏡を一緒に修理したり、皆でテーブルを囲んでごはんをほうばったりと、多くを語らずとも通じあう「あ・うん」の友情がベースとなっており、湿っぽさは露ほどもない。

    登場人物たちのセリフも少なく、アイコンタクトで語り合う。
    男たちは無邪気にめしをかっ食らったり、
    生きて帰ってこれないような修羅場でも、
    缶蹴りや、プリクラに戯れたりと、子どもっぽい行動がとにかく目につく。
    またそんなしぐさが余計に、彼らのかっこよさを引き立てるんでなあ、これが。

    ジョニー・トー監督は本作で脚本を一切用意せずに、気ごころ知れた俳優たちとの合奏のように、物語がどう展開するかも自然に任せて撮っていったという。まるで、それは映画で繰り返し映し出される、自分たちの運命をコイントスで決めるようにシーンのように。

    本作の一番の見せ場は、なんといっても銃撃戦だ。つごう4回行われる。その中でも、やみ医者でのスリルのあるドンパチがたまらない。傷を負ったウーの手当のため、4人はそのやみ医者へ訪れ、その手術中にブライズにウーの始末を依頼したとフェイ(サイモン・ヤム)が入ってくる。ハラハラどきどきの緊張感。せまい病室で、ウーをのぞく4人はカーテン越しに隠れて相手の行動を待つ。マカオの若きボス、キョンがファットと目があった瞬間、いっせい轟く銃声。寄りのカメラが、銃撃戦がはじまると、一挙にひきの映像になって、4人は舞う。華麗です。華麗すぎる。ニック・チョン、アンソニー・ウォンと、ダンディな香り漂う男たちも好きだが、個人的には、ぽっちゃりおデブのラム・シュが惹かれる。どんな役を演じても、いつも大食漢がトレードマーク。今回はつねにチューインガムをふくらませている。

    百聞は一見にしかず。男たちの華麗なるガンアクションを見たい方は、ぜひどうぞ。これがジョニー・トー監督の作品です。[ レッド・クリフ ]と比べるとスケール感は見劣りするが、それでもオトコたちの物語として比べれば、負けてはいないと思うよ。エグザイルいいよ。
    | 映画レビュー | 00:40 | comments(0) | trackbacks(1) |
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    エグザイル@ファンになっちゃった!
    EXILE(エグザイル)は、日本の音楽(J-POP)とダンスパフォーマンスの融合を目指した14人組のヴォーカル
    | エグザイル@ファンになっちゃった! | 2010/01/26 1:11 PM |