TVドラマ[ 鹿男あをによし ]お前、ひょっとして恋したのか | アロハ坊主の日がな一日

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TVドラマ[ 鹿男あをによし ]お前、ひょっとして恋したのか
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    TVドラマ[ 鹿男あをによし ]をDVDで鑑賞。

    [ 鴨川ホルモー ]の著者・俊英、万城目学の同名小説。
    玉木宏、綾瀬はるかという新鮮なコンビと、古代史を緻密なまでに盛り込んだ、壮大なファンタジー&ラブコメディで、古都以外にいまひとつ売りのない奈良の知名度を上げた本作。故郷という贔屓目な眼でみても、奈良に今ひとつ魅力を感じなかったのに、戻ってもいいかもと思えた。

    監督はフジテレビ・共同テレビの鈴木雅之、村上正典、河野圭太らが担い、今月公開の映画[ 重力ピエロ ]を手がけた相沢友子が脚本を担当した。
    しかおとこあおによし 先生、出番だよ
    [ 鴨川ホルモー ]もそうだが、万城目ワールドは奇想天外、荒唐無稽な話なので、映像にするとその解釈にどうしても時間を割かざるをえず、そこで映像やストーリーが単調になってしまうのが少々、難儀なのである。

    だから序盤あたりは、主人公・小川(玉木宏)の煮え切らない性格と、
    遅々として、先への糸口が見えぬ展開に少々イライラする。
    しかし、中盤に繰り広げられる奈良・京都・大阪の女子校三校にて行われるスポーツイベント大和杯から後半にかけては俄然面白くなってくる。

    それは、まったく興味もなかった者どうしが、心を通わせ合ったシーンから
    物語が転がりはじめたと言えるかもしれない。

    ツキがなく、自信をなくしたさえない一面を持ちながらも、どこか自意識過剰という主人公・小川という難しい役柄を、玉木宏はしんに魅力的に演じていた。そしてそれ以上に、何のとりえもないような彼を支えた勘違いキャラ・かりんとうを演じた綾瀬はるかが、得意とする天然キャラを十二分に発揮して、愛らしい役を好演。多部未華子演じる女子高生・堀田イトも、ミステリアスでかなり愉快である。

    しかし、何よりも強く惹かれたのは、言葉にすると、ひじょうに陳腐だが
    このドラマに通奏低音のように流れていた『愛』である。

    鹿の使い番でも、運び番でもないのにかりんとう・藤原先生が、非協力的だったきつねの使い番・長岡先生の説得のために、奈良から京都まで足をはこび説得をしたのも、大和杯、最後の一勝でくじけそうになった堀田イトを救った鹿せんべい・小川の叫びも・・・、すべては、この言葉に尽きる。

    極めつけは、何千年にもわたって人間のために
    律儀に役目を果たしている鹿・キツネ・ネズミたち。
    彼らの行いも、実は姫(卑弥呼)への愛(恋)の表現なのだという。

    鹿の運び番としての役目を果たした小川は、この役目を守っている
    本当の理由を聞いた後、別れ際に鹿に質問する。
    「こんどこそ最後の質問だ。お前さみしいか――?」

    かる〜いラブコメめいたこの作品に、壮大な歴史とともに「愛」を口にできなかった者たちの愛切さが描かれていようとは・・・・、このシークエンスで、オデは不覚にも涙してしまった。この思い、今なら少しわかるんだよな。
    そして最後に、小川(先生)の懐の広さというか、今までに見なかった彼の思慮深い一面がかいまみえた。“救世主”として彼が選ばれたのは、偶然ではなく必然だったと、最後の最後で確信した気がする。

    お粗末な仕事振りに業を煮やした鹿が、主人公・小川の顔を鹿にしてしまう魔法をかけるが、あんな顔だったら、そのままでもいいかもと思ってしまった・・・。そう思った人は、案外多いはずだ。

    綾瀬はるかの出ている[ おっぱいバレー ]と、多部未華子の出ている[ フィッシュストーリー ]が無性に観たくなってきた。
    | TV | 17:27 | comments(0) | trackbacks(0) |
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