映画[ ドロップ ]俺ははみ出さないと、熱くなれない | アロハ坊主の日がな一日

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映画[ ドロップ ]俺ははみ出さないと、熱くなれない
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    映画[ ドロップ ]をヒューマントラストシネマ渋谷で鑑賞。

    お笑い芸人・品川ヒロシの自身の青春小説を、自ら脚本と監督した[ ドロップ ]。本当に面白いのか。その目で確かめるために、とりあえず水曜日の入場料1000円dayに観に行ってきた。

    成宮寛貴や水嶋ヒロというイケメンのW主演の影響だろう。高校生・大学生らのグループやカップルが多い。でも役柄とはいえこのイケメン二人が中学生という設定はないだろう。
    dropout
    そもそもケンカなんてものは、理屈で解決しないからやるわけで、
    そこに小難しい道理なんて、あてはまようとするのがおかしい。
    それは、青春時代にもいえること。
    だから青春映画にはケンカがよく似あうのだ。

    この映画は、「そんな無茶な!」と思わず声にしたくなるほど、ほぼ終始ケンカのシーンで構成されている。なかには、中学生同士のケンカから、元やくざの達也の父(遠藤憲一)と、刑事(哀川翔)という大人同士のソレに発展する場合もある。

    ガキ達のケンカシーンはカット割りやCGであたかもケンカをやっているふうな似非アクションではなく、(すぐに壊れるが)棒切れをもって殴る、蹴るのよりリアルに近いバトルアクション。ケンカよりも口が得意分野でも元不良の品川監督だけあって、そこは徹底的にこだわっている。
    ふつうの殴り合いよりも画になりやすく、迫力があるからだろう。アクションで特に多いのが、飛び蹴りシーンだ。ヒロシ(成宮寛貴)と達也(水嶋ヒロ)とのタイマンは、その飛び蹴りのオンパレード。これを観れば、飛び蹴りを受けた者が、いきよいよくふっとぶというのも、その迫力をみせるだけでなく蹴る者がきれいに映るための要素なのだとわかる。

    クライマックスの、集団での対決(モブシーン)は、定番だが他の作品と比べてもそんなにそん色ない。ただ、それと同時進行で描いていたヒデ(上地雄輔)の転落死はなんだったんだ?カタルシスな盛り上げのためだろうけど・・・、よくわからない。
    こじつけて考えれば「そんな簡単に人間は死なねえんだよ」という達也の言葉に反するという意味では、ヒロシがその土地を去る理由には遠からずつながってはいる。

    後、気になるのは、お笑い要素・・・。
    漫才中心の品川庄司らしく、元やくざの達也の父と、刑事、ヒロシら仲間たちなど・・・、画を動かさず二人以上の会話の掛け合いにより笑いの表現にこだわっていた。十分に発揮していたように思うが、より無理を承知でいうなら、北野監督のようにカット割りによる映像を追求した表現をもっと観てみたかった・・・という気がしないではない。同じテンポで、途中から表現が単調にみえてきたのだ。

    高橋ヒロシ氏、鈴木大氏のコミックとの融合は、面白いアイデアだったが、
    それならいっそ、オープニングをコミックの途中ページを読んでいるという設定にするとか、3部構成にして、1部ごとにタイトルをつけて展開するとか、もう少しコミックの利点を考えて作ったほうが、このアイデアの意図が明確になったはずだ。もったいない。

    細かいところを観れば粗は多々あるが、それをさっぴいても本作は楽しめる映画だとは思う。一度ご覧あれ。
    | - | 15:07 | comments(0) | trackbacks(1) |
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    映画『ドロップ』
    【4月5日特記】 映画『ドロップ』を観てきた。品川庄司の品川ヒロシの作・演出である。僕は知らなかったのだけれど、最初に品川が小説を書き、それを鈴木大が漫画にし、今度はそれを品川自身が自分で脚本を書いて
    | trivialities | 2009/04/12 8:41 AM |