映画[ チェ 28歳の革命 ]&[ チェ 39歳別れの手紙 ]チェ、君は狂ってるな! | アロハ坊主の日がな一日

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映画[ チェ 28歳の革命 ]&[ チェ 39歳別れの手紙 ]チェ、君は狂ってるな!
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    映画[ チェ 28歳の革命 ]&[ チェ 39歳別れの手紙 ]を鑑賞。

    久々に、観るのに気合いが入る映画だった。
    これからDVDで観ようという人は、心してのぞんだほうがいい。

    “かつて、本気で世界を変えようとした偉大なる男”の話ですから、大河ドラマや、TVの伝記物語を観るようには、すんなりと楽しめないんですな。スティーヴン・ソダーバーグ監督のこだわりなのでしょう。

    ※今だファッションアイコンでもあるチェ・ゲバラ叔父さんに
    敬意を払い、今回はいつもよりもビジュアルに凝ってみました。

    [ チェ 28歳の革命 ]での、バッシングを浴びせられた他国をも、最後には称賛の拍手へ変えてしまう彼の毅然としたスピーチや革命中にみせる彼の統率力には、ある種のカリスマ性を感じさせられるものだった。いついかなるときも、彼には“闘い”という意識があり、それはキューバ代表としてニューヨークで開催された国連総会でのスピーチに、普段と変わらぬ戦闘服のぞんだことにも表れていた。
    しかし、第二部[ チェ 39歳別れの手紙 ]では、[ チェ 28歳の革命 ]の闘争心にあふれた彼とは対照的に、焦燥感、喪失感、絶望感に覆われたチェが、そこにはいたのだった。



    「面白い?」と聞かれれば、素直にはちょっとうなずけない。
    眠気を誘うようなシークエンスも多い。
    なぜならすべてが淡々と描かれており、ケレンミやカタルシスという
    エンターテイメントに不可欠なものが皆無に近いからだ。

    これはチェ・ゲバラのストイックさを、スティーヴン・ソダーバーグ監督も作品に追求した証なのだろう。本作はドキュメンタリー映画よりも演出のない記録映画といったところだろうか。

    そんな作品ではあるが、ソダーバーグ監督は、あえてこの“光=成功”にあたる[ チェ 28歳の革命 ]をミドルショット)を中心に力強さを、“闇=失敗”のボリビアでの革命[ チェ 39歳別れの手紙 ]では戦士たちに寄り沿ったアングルで、緊迫感を抽出している。さらに「RED」という自然光のみで撮影できるカメラを採用し、臨場感をも作り出そうとしている。

    [ チェ 28歳の革命 ]&[ チェ 39歳別れの手紙 ]をあわせると上映時間は約4時間30分になるが、やはりぶっ通しで観たかった。カンヌ映画祭では20分の休憩時に、水とキットカット(きっと勝つの意味を込めていたのか?)が配布されたらしい。日本では分けて上映したことで、作品に監督が込めた意図も伝わっていなかっただろうし。

    [ チェ 28歳の革命 ]のラストの、“君は狂ってるな”とカストロがチェに笑いながら話しかける(悲劇の序章ような)シークエンスも、これではちょっと台無しだわ。

    まあでも、25Kg減量して挑戦したベニチオ・デル・トロの演技は、ないかといわれれば、見ごたえありですね。
    | 映画レビュー | 23:45 | comments(0) | trackbacks(4) |
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