映画[ プライド ]捨てないお嬢VSかなぐり捨てた庶民派娘 | アロハ坊主の日がな一日

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映画[ プライド ]捨てないお嬢VSかなぐり捨てた庶民派娘
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    映画[ プライド ]を丸の内TOEIで鑑賞。

    この映画のあと[ クローンは故郷をめざす ]を、[ 吾輩は主婦である ]を観て、ミッチーづくめの一日だった。各々の作品でのキャラクターは大きく異なるものの、彼特有の清潔感は共通し、いい味を出していた。改めて及川光博の魅力を思い知らされた日でございました。

    本作の監督は、[ デスノート 前編 ][ デスノート the Last name ]そして[ ガメラ2 レギオン襲来 ][ ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣攻撃 ]など多くの怪獣映画を手がけた金子修介。
    pride

    声楽家を志す萌は、ハウスクリーニングのバイトで同じく声楽科の史緒と知り合う。1枚5万円のオペラのチケットをゴミ箱に捨てるお嬢様の史緒。驚く萌を、史緒はその夜の公演に誘う。しかし、会場で音楽界の人々を見て、格差を思い知らされた萌は、史緒に激しい憎しみを感じる。貧しい家庭で育った萌は、実はしたたかな野心家だったのだ。父親の会社が倒産し、史緒が一文無しになったことを知ると、同じ境遇の萌は反撃を始める。(gooより)


    漫画家・一条ゆかりの原作が、よくできているのだろう。面白い。最初、貧乏娘の萌(満島ひかり)によるお嬢様・史緒(ステファニー)への一方的な妬みが中心となる昼のメロドラマ的展開かと思いきや、これは二人による壮絶なバトルだ!(そこにはすさまじい因縁怨念あり)

    史緒は父親の会社が倒産とし、一気にセレブから奈落へと突き落とされ、さらに神野副社長(及川光博)のクイーンレコード主催のコンクールでは、本命でありながらも実力がだせずに落選。萌が優勝しイタリア留学を手にする。
    しかしその萌も、ろくでなしの母のせいで念願の留学がフイになり、恋心を募らせた神野副社長は史緒にプロポーズし、相手にしてもらえない。

    歌に恋にとつねに2人の間には波乱に満ちており、まさに「エゴとエゴのシーソーゲーム」(ⒸMr.Chirdren)。
    金子修介監督は「萌と史緒のバトルは、二大怪獣の激突をとっているようでした」といっている。なるほりねえ。
    さしずめ萌は、野心と嫉妬をもって常に吠えたてるキングギドラで、史緒はお嬢様の生まれもった気品で感情を抑えて、闘うゴジラかガメラといったところだろうか。

    ・野心と見栄の塊である神野
    ・つねに萌に冷たくあたる神野の秘書・有森(新山千春)
    ・オペラ歌手松島春子(五大路子)と、彼女に蹴落とされた苦い過去を持つ山本教授(由紀さおり)
    ・自らの理想とする歌手・ディーバを探す青年池之端蘭丸(渡辺謙の息子)
    などなど・・、萌と史緒のキャラや歌唱力だけでなく、彼女2人をとりまく芸達者な役者陣も見所である。

    で、ラストでは(プライドを捨てないお嬢・史緒がプライドを捨て、かなぐり捨てていつも感情むき出しだった庶民派娘が最後のプライドを捨てなかったことにより)敵であった二人が、まさかそんな形で相まみえるとは・・・。大作ではないが、最後まで楽しめるエンタメでござる。

    最近映画でよく観る、萌を演じた満島ひかり(園子温監督の[ 愛のむきだし ]でも主演)は沖縄アクターズクラブで構成された「Folder」「Folder5」の元メンバーということもあり、星野会長(長門裕之)の薦めで萌がクラブ「プリマドンナ」で歌った曲が、沖縄音楽をアレンジしていたのは粋な選曲だった。
    | - | 19:19 | comments(0) | trackbacks(1) |
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