映画[ イーグル・アイ ]監視社会の脅威を描いた、荒唐無稽なサスペンス | アロハ坊主の日がな一日

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映画[ イーグル・アイ ]監視社会の脅威を描いた、荒唐無稽なサスペンス
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    映画[ イーグルアイ ]を新宿ジョイシネマで鑑賞。

    [ ディスタービア ](07)で手の組んだシャイア・ラブーフ(主演)、D・J・カルーソ(監督)とスティーブン・スピルバーグ(製作総指揮)が再び本作で、サスペンスへ挑んだ。 “安全”“テロ防止”という免罪符の下、国家によるプライバシーなき監視社会というアメリカ社会の病巣を浮き彫りにした社会派視点は認めるが、この荒唐無稽さは・・・。“面白ければ、なんでもアリか“というハリウッド式演出は、ある意味で見応えあり。

    ジェリー・ショー(シャイア・ラブーフ)とレイチェル・ホロマン(ミシェル・モナハン)のふたりは、見知らぬ女性からかかってきた不可解な電話によって引き合わされる。その女性は、彼ら自身と家族の命を盾に取った脅迫を繰り返しては、日常生活で使われるテクノロジーを駆使してふたりの一挙手一投足を監視し、コントロールしながら、危険な状況へと送り込んでいく。そのうちに、事態はどんどんエスカレートしていき、普通の生活を送ってきたふたりは、国家の最重要指名手配として追われることになってしまう。何が起こっているのか知ろうと力を合わせ始めたジェリーとレイチェルは、次第に得体の知れない敵に、何らかの目的を達成するためのコマとして利用されていることに気づいていく。(パンフレット)


    どこかで観たような既視感がある映画。アメリカの全ライフラインから、テクノロジーまで手中にしたサイバーテロリストと戦う[ ダイ・ハード4.0 ]も、そういえばよく似たシチュエーションだった。
    違いといえば、本作ではそれよりも“監視社会”という色が濃厚に描かれているってことだろうか。主人公ジェリーやレイチェル本人しか知りえないようなことも相手(敵)に全て見透かされており、次から次へと追いこまれていく。

    とにかく本作はその敵である相手が・・・、強大な力を持っている。
    クレーンでFBIのあるビルをぶっ壊したり、巨大な電圧塔を使って逃げる男を感電死させたり、なにもかもが規格外。いかにもハリウッドらしい。
    詳しくは書かないが、謎の声が女性だったのは「なるほど!」である。

    王道ではあるが、主人公の視点、二人を追いかけるFBI捜査官、トーマス・モーガン(ビリー・ボブ・ソーントン)の視点、事件の謎を究明しようとするゾーイ・ペレズ(ロザリオ・ドーソン)空事特別捜査官の視点という、さまざまな立場で描かれるストーリーは、混乱を深め、スリルと緊迫感を効果的に高めている。

    前作[ ディスタービア ]は[ 裏窓 ]、本作ではクライマックスの音楽会は[ 知りすぎていた男 ]、巨大な電圧塔の中を逃げるジェリーは[ 北北西に進路を取れ ]のオーマジュとも読み取れるシーンの数々は、D・J・カルーソ監督はどうもサスペンスの大御所ヒッチコック監督に傾倒しているようだ。前作そして本作[ イーグル・アイ ]と、アメリカ社会の病巣に深く切り込んだテーマ性は、買っていたのに・・・期待はずれ。

    それでも、社会を支えているテクノロジーの危険性をシステムと人間の相違という観点で、浮き彫りにしようと試みている演出は見どころである。自分の身を投じてでも食い止めようとするジェリー、あるいはルールを破って(のちに重い罰をうける)でも実現しようするトーマス・モーガンなど、「自己犠牲」という人間にしか持ちえない美意識が、はたして人工知能をもったテクノロジーで取って代われるのか。面白いアプローチ。まあ映像といい、中身といい・・・・それなりに、楽しめる作品である。
    | 映画レビュー | 21:52 | comments(0) | trackbacks(11) |
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    イーグル・アイ
    2008 アメリカ 洋画 アクション ミステリー・サスペンス 作品のイメージ:ドキドキ・ハラハラ、怖い、スゴイ 出演:シャイア・ラブーフ、ミシェル・モナハン、ロザリオ・ドーソン、マイケル・チクリス とにかく、ドキドキ・ハラハラしっぱなしの作品。コピー
    | あず沙の映画レビュー・ノート | 2009/07/13 3:29 PM |
    「イーグル・アイ」
    こんな風に、何もかも見られてる、何もかも遠隔操作ができちゃう・・そんな世の中には絶対になってもらいたくないです〜・・
    | 心の栄養♪映画と英語のジョーク | 2009/02/24 3:19 PM |
    人間VSコンピューター☆映画 『イーグル・アイ / EAGLE EYE』 ☆
    何作観ても、シャイア・ラブーフがなんでこんなにスピルバーグに可愛がられるのかわからない。 主役を張るにはイマイチオーラがないし、プライベートでも問題を起こしてばっかりなんだもの…。 そんなシャイア・ラブーフが主演した本作。 つい予告にソソラレ観ては
    | honu☆のつぶやき 〜映画に恋して〜 | 2008/11/29 9:41 PM |
    イーグル・アイ(@_@)期待はずれでした。
     それは全てを見ている。               しかし、その姿は決して見えない。 11月11日、MOVX京都にて鑑賞。スティーブン・スピルバーグが10年前から構想していた題材を元に製作されたそうですが・・・・。今ひとつのような感じがします。ハリウッド映
    | 銅版画制作の日々 | 2008/11/18 11:51 PM |
    「イーグル・アイ」“オチ”はイマイチ…。
    [イーグルアイ] ブログ村キーワード   スティーブン・スピルバーグ製作総指揮。予告編はとっても面白かった(まあ、意地の悪いこと(^^;)、「イーグル・アイ」(角川映画/角川エンタテインメント)。聞くところによるとスピ様は、10年前からこの企画を温めていたとの
    | シネマ親父の“日々是妄言” | 2008/11/14 12:02 AM |
    イーグル・アイ 2008-59
    「イーグル・アイ」を観てきました〜♪ 或る日、コピーショップで働くジェリー(シャイア・ラブーフ)の元に1本の電話がかかってくる。その電話の主は、ジェリーにFBIがやってくるから逃げろ!って告げる。同じ頃、法律事務所で働くレイチェル(ミシェル・モナハン)
    | 観たよ〜ん〜 | 2008/11/12 11:05 PM |
    イーグル・アイ
    頭上のアリア  
    | Akira's VOICE | 2008/11/11 10:27 AM |
    【映画】イーグル・アイ
    ▼動機 予告編が面白そうだったので ▼感想 手塚なら手塚と先に言ってくんないと・・・ ▼満足度 ★★☆☆☆☆☆ いまいち ▼あらすじ アリアという謎の女性の電話で引き合わされた互いに面識のないコピーショップ店員のジェリー(シャイア・ラブーフ)と法律
    | 新!やさぐれ日記 | 2008/11/11 7:41 AM |
    『イーグル・アイ』を観たぞ〜!
    『イーグル・アイ』を観ましたまったく面識のない男女が、謎の女の脅迫で絶体絶命の状況に追い詰められる恐怖を描くアクション・スリラーです>>『イーグル・アイ』関連原題: EAGLEEYEジャンル: アクション/ドラマ製作年・製作国: 2006年・アメリカ/カナダ上映時
    | おきらく楽天 映画生活 | 2008/11/10 8:17 PM |
    イーグル・アイ
    謎の女からの「30秒でFBIが到着する。今すぐ逃げなさい」という電話後、すぐに連行されてしまった青年ジェリーは、次の電話の指示ですぐ脱走。 そして息子を人質に取られたレイチェルと共に、ただ逃走し、危険な仕事をせざるを得なくなってしまう。 何かの間違いなの
    | 象のロケット | 2008/11/10 2:02 PM |
    イーグル・アイ
     『それは、全てを見ている。』  コチラの「イーグル・アイ」は、スティーブン・スピルバーグ製作総指揮&シャイア・ラブーフ主演の「トランスフォーマー」コンビが再びタッグを組んだ10/18公開のサスペンス・アクション大作なのですが、早速観て来ちゃいましたぁ
    | ☆彡映画鑑賞日記☆彡 | 2008/11/09 11:54 PM |