映画[ KAMACHOP カマチョップ ]幽霊は、死に神にカンチョーできたのか | アロハ坊主の日がな一日

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映画[ KAMACHOP カマチョップ ]幽霊は、死に神にカンチョーできたのか
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    映画[ KAMACHOP カマチョップ ]をシネマアートン下北沢で鑑賞。

    大森南明や木下ほうか、そして桐谷健太に、波岡一喜など今人気のバイプレイヤーが登場するというので、気になって観にいってきた。本作は、70万円という低予算で手がけたらしい。もともと役者や脚本経験はあるが、映像経験がほとんどない者ばかりが集まって創られた映像集団「革命トマト」というチームにより制作された本作。・・・にしては、これが、意外と面白い。役者陣も、彼らが作り出す世界観にほれ込んで出演をOKしたのだろうと容易に想像できる注目の出来栄えだ。
    kamachop かまちょっぷ

    落雷で死亡したカマチとチョップ、通称カマチョップは幽霊となって新宿のとあるホテルの一室に居座っている。その部屋に博多から岩瀬智恵子という年増の女性が宿泊にやってくる。智恵子の上京目的は、借金を重ねて借金取りから逃げ回るニートの息子・岩瀬圭一に、自らが老後のために貯めたお金を渡すためだった。しかし死に神・恵比寿は、理由も告げずに母子が会うことを阻止するカマチョップに命令する。息子を懸命に探し歩く母。都会で挫折したニートの息子。危険な借金取り。裏ですべてを操る死に神(大森南朋)。そして母の無償の愛に心動かされてゆく無力な二人の幽霊…。


    本作は簡潔にいえば、ボンクラ幽霊が、日常に起こるささいな“愛の事件”を解決するために奔走する、オフビート・ヒューマンドラマ。そこには、いわゆるファンタジーあり、ディテクティブもあり、ヒューマンドラマもある。映画ジャンルのいいとこ取りした作品といえるかもしれない。

    人間の身なりをしたおまぬけな幽霊2人。彼らは“恵比寿“という名の“死に神”(大森南朋)によって下される指示を、半ば強制的に命じられ遂行していく。テレ朝の金曜日の夜中に放映されそうなキャラクター設定にもかかわらず、この作品には、宿命や不条理というような人間の業が描かれているのが、面白い。

    冒頭から、中盤まで退屈な展開で、ちとはがゆい思いを強いられるが、終盤から見事なまでに転調し、リズミカルな運びでラストまで一気呵成に突き進む。

    ラストには、二人の幽霊を操っている“恵比寿“という名の“死に神”(大森南朋)の意外な一面が・・・。これが、死に神といわれるゆえんか・・・などと、妙に納得させられること請け合いだ。ただ個人的には、非常にユニークな設定にもかかわらず、“笑える”シークエンスがほとんどないのが、少々物足りなく残念だ。第2弾、第3弾とシリーズ化され続いていくらしいが、このテンポがはたして持続できるのかが気になるところだ。

    インディーズ作品で観ると、大森南明のずば抜けた演技力は光りますね。
    あらためて感じます。
    | - | 15:04 | comments(0) | trackbacks(1) |
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    『 KAMACHOP カマチョップ 』 STORY OF TWO GHOSTS WHO EXIST
    映画 『 KAMACHOP カマチョップ 』 STORY OF TWO GHOSTS WHO EXIST [公開情報] 2007年:日本【2008年1月5日公開】[ 上映劇場 ] 監督・脚本:松本庵路 【キャスト】 鎌地広行 大森南朋 Chop(原田武明) 四天王寺紅 桐谷健太 波岡一喜 仲音映
    | やっぱり邦画好き… | 2008/02/12 12:58 AM |