映画[ 酔いどれ詩人になるまえに ]ろくでなしだよ、マット・ディロン | アロハ坊主の日がな一日

CALENDAR
S M T W T F S
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930     
<< September 2019 >>
ARCHIVES
CATEGORIES
RECOMMEND
MOBILE
qrcode
<< 映画[ HERO ]変わらぬ思い | main | 長月シネマ(2007) >>
映画[ 酔いどれ詩人になるまえに ]ろくでなしだよ、マット・ディロン
0
    映画[ 酔いどれ詩人になるまえに ]をシネセゾン渋谷で鑑賞。

    ちょいワルどころではない。潔いほど、ろくでなしだ。
    パンクな生き方はもちろん、彼の毒のあるユーモアと反骨心に溢れた作品は、多くの熱狂的なファンを虜にした。その名は、チャールズ・ブコウスキー。僕も、2年前に観たドキュメンタリー映画[ ブコウスキー/オールドパンク ]から虜に・・・。
    本作の[ 酔いどれ詩人になるまえに ]は、ブコウスキーの“作家修業時代”を基にした自伝的小説の映画化。

    監督は、意外にも[ キッチン・ストーリー ](03)のベント・ハーメル氏。
    [ キッチン・ストーリー ]は、独身男性の台所での行動パターンを調べるために、ノルウェーの片田舎に送り込まれた男性調査員と、被験者である年老いた男とのかけがえのない友情を描いた、心温まるヒューマンストーリー。孤独な男たちと、寒々しい北欧の風景があいまって非常にペーソスな雰囲気が漂っていた作品だった。本作とは一見、全く異なる作品に思えるが・・・実はブコウスキーの分身である主人公チナスキーの生き方、(世の中からの疎外感)から伝わってくる哀愁は、共通する。

    飲んだくれで、仕事はほとんど長続きせず、女性も好きになってはすぐあきるチナスキー。オトコからみても、どうしようもないオヤジである。しかし、ひとたび部屋に戻れば、ウイスキー片手に、黙々と書きものに没頭する。そして、一作できあがれば、編集者に郵送。たとえそれが選ばれなくとも・・・。たとえその日が酒に溺れヘベレケになろうとも、たぶん彼は真摯に書くことに取り組むであろう。彼にとって書くという行為は、自身の存在の証でもあるのだ。

    ろくでなしで、刹那的そして孤独を好む主人公をマット・ディロンは、見事に演じてました。年齢を重ね風格が出てきた。そんな感じです。いつも間に、こんなどうしようもない、やさぐれた、それでいて愛らしいおっさんを演じられるようになったのか。しばらくスクリーンから遠ざかって、ある日突然[ パルプ・フィクション ]で渋みを持って登場したジョン・トラボルタをちょっと彷彿させられました。ほとんど起伏のないこの映画が、最後まで楽しめたのは、マッド・ディロンのおかげですから。個人的に、今年の最優秀主演男優賞あげたいぐらい。

    特に、きってもきれない恋人・ジャン(リリ・テイラー)に自分の革靴を履かせ、腕組み歩く姿はサイコーです。
    | 映画レビュー | 02:56 | comments(0) | trackbacks(6) |
    コメント
    コメントする









    この記事のトラックバックURL
    http://blog.alohabouz.jp/trackback/684443
    トラックバック
    映画評:酔いどれ詩人になるまえに
    「……人は生きていると、いろいろな罠に転がり落ちて苦しむ。 “書くこと”も罠だ。 読者に受けた旧作を焼きなおす作家達は、賞賛が忘れられない。だが、作品の価値を最後に決めるのは、作家自身だ。 批評家や編集者や出版社や読者に左右され
    | 映画と写真のブログ | 2009/03/19 1:57 PM |
    『酔いどれ詩人になるまえに』を観たぞ〜!
    『酔いどれ詩人になるまえに』を観ましたミュージシャンや映画人など多くのアーティストがリスペクトする反骨の無頼作家チャールズ・ブコウスキーが自らの作家修業時代を基に著わした自伝的小説を『ドラッグストア・カウボーイ』『クラッシュ』のマット・ディロン主演で
    | おきらく楽天 映画生活 | 2009/03/12 8:22 AM |
    酔いどれ詩人になるまえに
    こういうの好きです( ´ー`)y-~~ 飲む、打つ、ヤルの自由、気ままに生きる中で その代償もわかっている... ソコにカッコよさを感じます 幸せのちから でみた どん底からの一生懸命さとは違う どうしようもないけど通した生き方 いまあるジブンは、
    | Screen saver☆ | 2008/03/09 10:22 AM |
    酔いどれ詩人になるまえに
    《酔いどれ詩人になるまえに》 2005年 アメリカ/ノルウェー映画 − 原題
    | Diarydiary! | 2007/12/17 9:50 PM |
    週の半ばだからこそ、酒が必要
    222「酔いどれ詩人になるまえに」(アメリカ・ノルウェー)  何度職に就いても、酒が原因でクビになってばかりの自称?詩人?ヘンリー・チナスキー。売れない小説や詩を出版社に送り続け、その場しのぎの仕事で渡り歩いている。その日暮らしの酔っ払い。  ある日バ
    | CINECHANの映画感想 | 2007/10/02 12:30 AM |
    酔いどれ詩人になるまえに
     『どうにもならないことだらけ でも、太陽はまた昇る…。』  コチラの「酔いどれ詩人になるまえに」は、世界中でカルト的人気を誇るアメリカの詩人で作家の故チャールズ・ブコウスキーの"作家修行時代"を基にした自伝的小説を映画化した8/18公開となっていた作
    | ☆彡映画鑑賞日記☆彡 | 2007/09/30 10:47 PM |