[ 世界はときどき美しい ]シテキなステキな世界 | アロハ坊主の日がな一日

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[ 世界はときどき美しい ]シテキなステキな世界
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    [ 世界はときどき美しい ]を渋谷ユーロスペースで鑑賞。

    ストーリーより画(え)しか覚えてない。
    それほどにフォトジェニックな映像で、美しかった。
    あえて全編8mmでの撮影にこだわり、
    画面の粗さがロケ地の空気感やシズル感を見事に表現している。

    監督は、これが劇場用デビュー作となる御法川修。
    脚本もあわせて担当。本作の画面に漂う柔らかさや透明感は、御法川監督のディレクション力もさることながら、撮影を手がけたキャメラマン芦澤明子の女性として繊細さや感性によるところも大きいと思う。
    本作は、5つの短編からなるアンソロジー。

    中年の女性、老年の男性、若い恋人、若い夫婦、娘と母など、短編ごとに主人公の立場やキャラクターは異なるが、みんなに共通しているのは何かに悩んで生きているということ。一人で自身の老いや死について悩むこともあれば、好きな相手のことを思って、あるいは相手の心がわからないで不安になることも・・・。
    そんな苦悩に満ちた世界で、彼らは「日常」のひと時に生きる希望を見つけ、どの作品も最後には、なんだか「幸せ」な気持ちにさせてくれる。

    中でも、一番印象的だったのは第二章の[ バーフライ ]。大阪を舞台にあっちの酒場こっちの酒場と、毎日飲み歩く蝿男(柄本明)というあだ名のついた老年おやじの物語。
    独り身で身体も弱り心は寂しさで満ちて、生きる元気もなくなってくるが、毎日酒場に通って、愛する酒を浴びるほど飲んでその悲しみを埋めようとする、その日暮らしの柄本明のフーテンぶりが、粋でかっこよくモノクロ調で描かれている。

    酩酊の中、最後に一筆したためる。
    「目を閉じて 気を失えば、明日になっている」
    ポエジーだわ。

    本作はきっとあなたの気づかなかった日常の一瞬を、
    美しく輝かせて魅せてくれるはず。
    DVDで買って観ようとするなら、ポテチをつまみながらとか、
    誰からとダベリながらなんて言語道断。この映画の美しさに、
    心底浸ってください。

    ■映画[ 世界はときどき美しい ]の公式サイト
    | 映画(日本) | 23:11 | comments(2) | trackbacks(4) |
    コメント
    カオリさんへ
    TB&コメントありがとうございます。

    >一日の終わりに観たくなる映画だと思いました。
    よい夢が見られそうな、朝に気持ちよく起きれそうな。ふっと力を抜かせてくれるような気がします。

    このシチュエーションはいいですね。
    仕事に忙殺された日の終わりに観る安眠効果のある映画。
    この切り口で、DVDも売り出せそう。
    | アロハ坊主 | 2007/09/07 1:20 PM |
    一日の終わりに観たくなる映画だと思いました。
    よい夢が見られそうな、朝に気持ちよく起きれそうな。ふっと力を抜かせてくれるような気がします。
    | カオリ | 2007/09/07 12:42 AM |
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