2007.05.02 Wednesday
[ 善き人のためのソナタ ]ラスト1分、涙腺決壊ス
[ 善き人のためのソナタ ]をシネマライズで鑑賞。
今年イチオシというのなら、僕は迷わず本作をオススメする。
監督は弱冠33歳のフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク。2007年アカデミー賞 外国映画賞を受賞している。この映画を観れば日本代表の[ フラガール ]なんてまだまだ。足元にも及ばないと思うはず。
目撃者や記録文書などの4年にもなる徹底したリサーチを費やし、
ドイツの秘密組織シュタージュの内幕を描いていた社会派作品というだけでなく、サスペンス、ヒューマンドラマとしての見所あり。そして何よりも見事な幕切れに涙がポトリ。
1984年11月の東ベルリン。ヴィースラー大尉がシュタージュ文化部部長グルビッツから、劇作家ドライマンとその恋人で同棲している舞台女優クリスタを監視し、彼らが反体制である証拠をみつけるように命じられたことから始動する。彼はドライマンのアパートに盗聴器を設置し、屋根裏に陣取って四六時中監視を続けることになる。ある日シュタージュによってあらゆる創作活動の権利を剥奪され、無力感にとらわれている演出家イェルスカがやってきて、ドライマンに“善き人のためのソナタ”という曲の楽譜を贈る。
「この曲を本気で聴いた者は、悪人にはなれない」という言葉と共に。盗聴器を通して聴こえてくる人間味にあふれたことば、天からもたらされたようなソナタ。(パンフレットより)
ヴィースラー大尉は体制を信じ、忠誠心のある男。権力をかさにきて、私利私欲を貪るようなことは決してしない。一人暮らしの彼の生活は、質素でつつましやか。そして孤独で、どこかわびしさを感じる。
かたや、ドライマンと恋人のクリスタ。ドライマンは国家から目をつけられ盗聴。クリスタは、2人の身を守るために国家保安省(シュタージュ)のヘムプフ大臣と関係を持ち、精神的なバランスが保てないため薬物中毒にも冒されている。それにも関わらず、二人の愛情は絶えることなく輝いている。
ヴィースラー大尉とドライマンの心情は、青み(シアン)がかった寒色系の盗聴部屋と赤み(マゼンタ)がかった暖色系のドライマンの部屋という色の対比でも、うまく表現されている。
盗聴してまもなくは、ドライマンと恋人のクリスタの仲を裂くような工作をしかけるヴィースラー大尉だが、劇作家のドライマンが奏でる“善き人のためのソナタ”の哀しい旋律、そして2人の身を守るために国家保安省(シュタージュ)のヘムプフ大臣と関係を持っていること知っていながらも恋人クリスタを愛する姿に、次第にひかれてゆく。そして自身の惨めさを感じ始め、自宅アパートに娼婦を呼び寄せたり、ドライマンの部屋からブレヒトの詩集を持ち出し自宅で読みふける。
その中でも、エレベータで一緒になった子供に体制を批判していると思われる親の名前を聞き出そうとしていたのに、ふと気が変わり「そのボールの名前は?」と尋ねる光景は、人としての心ねを取り戻した象徴的なシーンだ。
本作の面白さの1つは、盗聴するという役目だったヴィースラー大尉が、ドライマンとクリスタの二人に関わっていくことだ。
時には、通りすがりの男Aとなり、落ち込んでドライマンの前から逃げ出そうとするクリスタに「今のあなたはあなたじゃない」と伝えて、改心させドライマンのもとへ向かわせ、ある時にはドライマンの国家への反逆行為を通報せずに見逃す嘘の報告書を作成する。
まるで二人の舞台のいち聴衆だったはずのヴィースラーが、キャストとして登場し、また劇作家としてあらすじを作り出してしまうのだ。それはまるでドライマンとクリスタの役柄に符合するように。
でも、それはほんのプロローグ。
実は最後には、ヴィースラーが演じた役割(キャストや劇作家)によって、舞台女優のクリスタは女優として悲劇のヒロイン、劇作家のドライマンは劇作家として、役割を演じる仕掛けになっているのだ。ってな風に書くと、作り手のあざとさが見えるような気もするが、全体に感じるドイツの殺風景さや丁寧な人物描写ゆえに、あまりそれを感じさせない。
旋律の美しさや芸術としての気品があってこそ、緻密に練り上げた脚本が光るのだから、本作の功労賞はやはり音楽を担当した[ イングリッシュ・ペイシェント ]のガブリエル・ヤレドでしょう。しかし、33歳の若さでこの完成度はすごい。
フロリアン監督による徹底したリサーチを重ねて作られたこの映画は、すべてが真実ではないかもしれないが、すべてが嘘でもないはずだ。ヴィースラーのような人たちのおかげで人々は幸せを得られ、そしてベルリンの壁は崩壊し、ドイツ統一は実現した。この映画を観れば、そう思わずに居られない。
ラストで、
「包装しますか」と聞く店員に、
「いや、私の本だから」とちょっと誇らしげに言うヴィースラーは、“善き人のためのソナタ”を初めて聴いた時以上に、
彼の人生の中で一番幸せな時を感じていただろう。
心地よい幕切れ。ぜひ一度お試しあれ。
■映画[
善き人のためのソナタ ]の公式サイト
アイマックさんへ
コメントありがとうございます。
地味なだけに感動が後からこみ上げてくるって感じでしょうか。緻密なまでに練りこまれた脚本と音楽の勝利ですね。覚えきれない名前の監督、フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルクの次回作がこれまた楽しみです。
| アロハ坊主 | 2007/05/13 6:53 AM |
こんにちは!
TBどうもありがとうございました。
地味な作品でもあるけど、オスカー受賞も納得ですね。
最後は涙がこぼれ、心あたたまりました。
人間は愚かなところもあるけど、人間の尊さ、優しさは心地よいものですね!
|
アイマック | 2007/05/12 2:48 PM |
マダムSさんへ
どうもご無沙汰です。
コメントありがとうございます。
TB返しの件は、当ブログと相性がよくない
のがありますので、お気になさらずに。
本作は、微に入り細に入って作りこんだと思います。最近、良質な作品が多いですが、その中でもボクは一押しですね。
| アロハ坊主 | 2007/05/07 12:41 AM |
こんにちは、お久しぶりです。
TBをお返ししようと思いましたが、何度か試みても上手く行かないようです。お許しを。
>まるで二人の舞台のいち聴衆だったはずのヴィースラーが、キャストとして登場し、また劇作家としてあらすじを作り出してしまう
なるほど!上手い事仰いますね^^
お部屋の色づかいなど細かい点も良くお気づきになりましたね〜
今年の10本に入る作品だと思います。
|
マダムS | 2007/05/06 10:11 AM |
この記事のトラックバックURL
トラックバック機能は終了しました。
トラックバック
映画の評価(5点満点) ★★★☆☆ 先日仕事納めを向かえたプアーです。現場は駆け込みということもあって相当ドタバタしていました。そんな疲れた身体に鞭を打って見たのが本作『善き人のためのソナタ』。1年の締めくくりに相応しい重厚な作品である。 物語の舞台は、
| 映画をもっと楽しく![シネマポスト] | 2010/12/31 10:09 AM |
『善き人のためのソナタ』を観ました一党独裁の非人間的な監視国家であった旧東ドイツの実情、そのシステムの中で生きる人々の苦悩を、哀しくそして美しく描いたヒューマン・ドラマです>>『善き人のためのソナタ』関連原題:DASLEBENDERANDEREN THELIVESOFOTHERSジ
| おきらく楽天 映画生活 | 2009/04/22 8:17 AM |
こんにちは。789junです。
今日は2006年のドイツ映画をご紹介します。
「善き人のためのソナタ」
(原題:DAS LEBEN DER ANDEREN
英題:THE LIVES OF OTHERS)
この映画は日本ではもちろんのこと、世界的に
観た人達の満足度が高く、評判の良い映画で
| エンタメ・エールBlog | 2008/12/08 7:02 AM |
監督・脚本:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
音楽:ガブリエル・ヤレド
出演:ウルリッヒ・ミューエ マルティナ・ゲデック セバスチャン・コッホ
製作:2006年
1984年、東西冷戦下の東ベルリン。国家保安省(シュタージ)局員のヴィ
| Maria | 2008/04/23 7:59 AM |
「盗聴」とは、他人の会話や通信などを、知られないようにそれらが発する音や声をひそかに聴取・録音する行為です。聴取した音声から様々な情報を収集し、関係者等の動向を探る目的で用いられます。旧ソ連時代、在モスクワの外国公館すべてに盗聴器が仕掛けられていると
| とんとん・にっき | 2008/04/06 11:55 PM |
とても話題になったので
是非観たかった作品です。
しかもアカデミー賞外国語映画賞受賞作品。
外国語映画賞部門は「海を飛ぶ夢
」私の趣味の作品が多いのです。
DVDで鑑賞。
1984年、東西冷戦下の東ベルリン。
国家保安省(シュタージ)局員のヴィースラー
| 映画、言いたい放題! | 2008/02/12 9:52 AM |
旧東ドイツの監視社会を描いた映画「善き人のためのソナタ」(原題:他者の人生、2006年、独、138分)。2006年のアカデミー外国語映画賞やNY批評家協会賞などを受賞。監督は弱冠33歳の新鋭フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク。本作では、ファ
| シネマ・ワンダーランド | 2008/02/04 12:55 AM |
[[attached(1,center)]]
シュタージ(国家保安省)の局員であるヴィースラー(ウルリッヒ・ミューエ)は、劇作家のドライマン(セバスチャン・コッホ)と、恋人で舞台女優のクリスタ(マルティナ・ゲデック)が、「反体制的」であるという証拠をつかむようにと命じら
| Ripe Tomato Movies 〜限りなくサムソン〜 | 2008/01/13 5:16 PM |
原題:Das Leben der Anderen
ベートーヴェンのピアノソナタ「熱情」を愛した男レーニン、だがロシア革命の指導者たる彼にとって、善き人になるためのソナタなど聴くことは叶わない・・・
1984年はベルリンの壁崩壊の5年前、旧東ドイツの国家保安省シュ
| 茸茶の想い ∞ 〜祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり〜 | 2007/12/12 2:00 AM |
善き人のためのソナタ スタンダード・エディション(2007/08/03)ウルリッヒ・ミューエ、セバスチャン・コッホ 他商品詳細を見る監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク C...
| Sweet*Days** | 2007/11/15 2:24 PM |
2006年 ドイツ 138分 鑑賞 07年3月7日@シネリーブル梅田
監督&脚本 フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
主演 ウルリッヒ・ミューエ
原題 Das Leben der Anderen
「ベルリンの壁」が崩れる数年前の東独で。
シュタージ(国家保安省)のヴィースラ
| しづのをだまき | 2007/11/03 3:42 PM |
あらすじシュタージ(国家保安省)の局員ヴィースラー(ウルリッヒ・ミューエ)は、劇作家のドライマン(セバスチャン・コッホ)と恋人で舞台女優のクリスタ(マルティナ・ゲデック)が反体制的であるという証拠をつかむよう命じられる。ヴィースラーは盗聴器を通して彼
| 虎党 団塊ジュニア の 日常 グルメ 映画 ブログ | 2007/10/28 11:36 PM |
『1984年、壁崩壊直前の東ベルリン。 盗聴器から聞こえてきたのは、 自由な思想、愛の言葉、そして美しいソナタ・・・。 それを聴いたとき彼は、生きる歓びにうち震えた――。』
コチラの「善き人のためのソナタ」は、2/10公開になったアカデミー外国語映画賞
| ☆彡映画鑑賞日記☆彡 | 2007/10/19 10:49 PM |
解説: ベルリンの壁崩壊直前の東ドイツを舞台に、強固な共産主義体制の中枢を担っていたシュタージの実態を暴き、彼らに翻ろうされた芸術家たちの苦悩を浮き彫りにした話題作。監督フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルクが歴史学者や目撃者への取材を経て作
| サーカスな日々 | 2007/09/24 11:37 PM |
監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
出演:ウルリッヒ・ミューエ、マルティナ・ゲデック、セバスチャン・コッホ、ウルリッヒ・トゥクール、トマス・ティーマ、ハンス=ウーヴェ・バウアー、フォルカー・クライネル、マティアス・ブレンナー
評
| デコ親父はいつも減量中 | 2007/09/18 12:38 AM |
その曲を本気で聴いた者は、悪人になれない。
1984年の東西冷戦下のベルリン。DDR(東ドイツ国家)は、国民の統制と監視システムを強化。
当時、国家保安省(シュタージ)のヘムプフ大臣は、劇作家ドライマン(セバスチャン・コッホ
| とにかく、映画好きなもので。 | 2007/07/21 11:24 PM |
ドイツ映画「善き人のためのソナタ」を観ました。舞台は東西ドイツの壁が崩壊する直前の東ベルリン。それほど遠くない過去の物語です。
国家保安省局員のヴィースラーは、劇作家のドライマンが反体制的であるという証拠をつかもうと、彼のアパートの屋根裏部屋に秘
| シナリオ3人娘プラス1のシナリオ・センター大阪校日記 | 2007/07/19 5:37 PM |
「善き人のためのソナタ」 2007年 独
★★★★★
胸を打つ・・・・そのソナタを聴いた人には悪い人はいない。
そのソナタを書いた人も演奏する人も、聴いて、そっと涙する全ての人に。
まず、驚いたのがベルリンの壁崩壊前の、東ドイツの国政だ。
| とんとん亭 | 2007/06/10 10:08 AM |
評判が良いため、せっかく都心し来たので鑑賞することに。この「善き人のためのソナタ」は旧東ドイツの冷戦時代の出来事を描いたもの。監督・脚本:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク出演:ウルリッヒ・ミューエ、マルティナ・ゲデック、セバスチャン・コッ
| たーくん'sシネマカフェ | 2007/05/14 9:00 AM |
ベルリンの壁が崩壊する前の東ドイツ・・共産圏社会主義ということぐらいなら知ってるが、
国家警察(シュタージ)や国家の圧力でこれほどまでの監視国家だったとは知らなかった。
監視国家の実態・・・国への反逆行為が疑われる人物の監視、盗聴器やカメラの設置、
| future world | 2007/05/13 8:58 PM |
盗聴器を通して知る自由、愛、音楽、文学。 それは自分自身を変えてしまうこと。 予想もしない人生に目覚めること。 「善き人のためのソナタ」
| 三毛猫《sannkeneko》の飼い主の日常 | 2007/05/13 3:52 PM |
Das Leben Der Andere(2006/ドイツ)
【劇場公開】
監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
出演:ウルリッヒ・ミューエ/マルティナ・ゲデック/セバスチャン・コッホ/ウルリッヒ・トゥクール/トマス・ティーマ/ハンス=ウーヴェ・バウアー
本
| 小部屋日記 | 2007/05/12 2:40 PM |
今週の平日休みもシネコン2軒はしご。
1本目は川崎チネチッタで、今年のオスカーで外国語映画賞を獲得したドイツ映画。
| ひらりん的映画ブログ | 2007/05/12 12:36 AM |
原題直訳の英語題が「THE LIFE OF THE OTHER」。
めっちゃいい邦題をつけたな〜と思いますが、若干ミスリードしてる感じ、します。
善き人への目覚めが、音楽だけではなかったです。
本!
そして、SEX!
このエロに目覚めるシーンが、ヘッドホンで聴く「ソナタ」、こ
| 『パパ、だ〜いスキ』と言われたパパの映画日記 | 2007/05/11 8:16 PM |
「囚人番号227番取り調べ室へ入れ」「ボクはやっていない」「正直に話せ」「ボクは
| Wilderlandwandar | 2007/05/11 7:45 PM |
この曲を
本気で聴いた者は、
悪人になれない
評価:★7点(満点10点) 2006年 138min
監督:フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
主演:ウルリッヒ・ミューエ マルティナ・ゲデック セバ
| Aのムビりまっ!!!(映画って最高☆) | 2007/05/11 12:19 PM |
詳しくは......
| アカデミー賞について | 2007/05/09 9:09 PM |
素晴らしい傑作!アカデミー賞受賞の一日前に、見に行って、「これ、(外国語映画賞)取れるといいね〜♪」なんて言ってたのですが、そうですか、やはり、取りましたか!納得です。私、アカデミー外国語賞はいつも気になってしまうんですが、この作品も、本当に傑作と自
| レザボアCATs | 2007/05/08 1:31 AM |
満 足 度:★★★★★★★★★
(★×10=満点)
監 督:フロリアン・ヘンケル・ドナー・スマルク
キャスト:ウルリッヒ・ミューエ
マルティナ・ゲデック
セバスチャン・コッホ
ウルリッヒ・ト
| ★試写会中毒★ | 2007/05/08 12:18 AM |
2/25、シネマライズにて鑑賞。6.0点。
アカデミー外国語映画賞を受けたドイツ産社会派サスペンス。
東西ドイツがまだ分かれていた1984年の東ベルリン、国家保安省(シュタージ)のヴィースラー大尉は、劇作家ドライマンの家に盗聴器をしかけて監視することになっ
| 第八芸術鑑賞日記 | 2007/05/07 2:35 AM |
シュタージとは・・・・?!1989年のベルリンの壁崩壊は、いまだ記憶に新しい出来事だ。それまでのドイツは東西に分かれていた。この出来事によって、冷戦時代の終焉を迎えるわけだが・・・。旧東ドイツ(ドイツ民主共和国)で、その支配の中枢を担っていたシュター
| 銅版画制作の日々 | 2007/05/06 11:38 PM |
2006年 ドイツ映画
先日、[http://blogs.yahoo.co.jp/cartouche_ak/44847064.html 『あなたになら言える秘密のこと』]を早々今年のベスト10入りさせてしまいましたが
この作品は2007年ベストではなく、
| Cartouche | 2007/05/06 11:03 PM |
善き人のためのソナタ(シネマライズ)
「この本を<HGW XX/7>に捧げる」
(原題:DasLebenDerAnderen (The Lives Of Others))協力者10万人、密告者20万人。
体制維持のためにこれだけの人員と労力をかけていたのは本当に末期症状だったのだろうな、と思いま
| 駒吉の日記 | 2007/05/05 11:57 PM |
2006年。ドイツ。 "DAS LEBEN DER ANDEREN".
フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク脚本・監督。
ウルリッヒ・ミューエ、マルティナ・ゲデック、セバスチャン・
| 映画の感想文日記 | 2007/05/04 9:41 PM |
この曲を本気で聴いた者は、悪人になれないチラシ「善き人のためのソナタ」より引用。1984年、東西冷戦下の東ベルリン。壁の向こうで、何が起こっていたのか?ようやく明かされた、”監視国家”の真実___。国家保安省(シュタージ)局員のヴィスラーは、劇作家のド
| シネマログ 映画レビュー・クチコミ 映画レビュー | 2007/05/04 9:33 PM |
今回もいつもお世話になっているKさんの推薦で、善き人のためのソナタを見てきました。正直言うと眠くなりそうな予感がしたので、前の日はゆっくり眠って備えました。(笑)
| よしなしごと | 2007/05/04 7:34 PM |
96「善き人のためのソナタ」(ドイツ)
1984年東ベルリン。国家保安省(シュタージ)は膨大な監視システムにより、反体制者を取り締まっていた。局員であり、体制に忠誠を誓っているヴィースラーは、劇作家のドライマンを監視するよう命令を受ける。反体制的な
| CINECHANの映画感想 | 2007/05/04 1:30 PM |
映画「善き人のためのソナタ」
監督・脚本
フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
音楽
ガブリエル・ヤレド
出演
ウルリッヒ・ミューエ
マルティナ・ゲデック
セバスチャン・コッホ
| サ バ ペ | 2007/05/04 10:34 AM |
壁があった頃の東ドイツを舞台にした社会派ドラマ。これは興味深い力作! 『善き人のためのソナタ』2月10日公開。劇作家ドライマンは、反体制の疑いをかけられ、国家組織シュタージによって監視されることになった。四六時中彼を盗聴するのはヴィースラー。監視されて
| APRIL FOOLS | 2007/05/04 9:41 AM |
芸術は偉大。心にソナタが鳴り響く。
気高さと重厚さと深みを持ち合わせた名品。
1984年、東西冷戦下の東ベルリン。国家保安省(シュタージ)局員のヴィースラーは、劇作家のドライマンと舞台女優である恋人のクリスタが反体制的であるという証拠をつかむよう命じら
| かえるぴょこぴょこ CINEMATIC ODYSSEY | 2007/05/04 1:37 AM |
1984年、冷戦下の東ベルリン。東ドイツの秘密警察、諜報機関であった国家保安省(シュタージ)のヴィースラーは、反体制派であるとの疑いがかけられていた劇作家ドライマンとその同棲相手である舞台女優のクリスタの監視を命じられます。彼らの住まいに盗聴器を仕掛け、
| 日っ歩〜美味しいもの、映画、子育て...の日々〜 | 2007/05/04 1:33 AM |
ベルリンの壁崩壊前の東ドイツというと「グッバイ・レーニン!」があります。壁が崩壊してからの変化に戸惑う普通の人たちを、せつなさとユーモアで包み、主人公の親を想う気持ちに熱いものがこみ上げてくる作品でした。
今作は、同じ時代の物語でありながら、また違
| the borderland | 2007/05/04 1:20 AM |