映画[ 神童 ] | アロハ坊主の日がな一日

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映画[ 神童 ]
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    今日のような日は、恋愛モノが一番似合うのでしょうが、最
    近観たのは[ 愛の流刑地 ]に、[ みえない雲 ]ですが、感想
    を書くには、片方はあまりに破廉恥極まる恋愛だし、もう片
    方は社会派すぎてかなり重くて似合わない。

    ・・・ということで今日は今年気になる映画[ 神童 ]を紹介。


    神童のオフィシャルサイト

    この作品は、愛すべき漫画家さそうあきらの同名コミック。
    手塚治虫文化賞優秀賞を受賞している。さそう作品は、作
    品ごとに別人が描いたかのではと思うくらい作風の顔つき
    が全く異なる。
    さそうが手がけた『神童』は天才ピアニスト少女のサクセ
    ス・ストーリーで、『富士山』では死という重いテーマを
    扱い、『やまだまるもちゃん』は子育てをユーモラスに描
    いている。トーンがすべて違うのだ。

    昔からのファンにとっては、今さらなぜ[ 神童 ]を、映画
    にという気持ちのほうが強いからも知れない。それは間違
    いなく昨今の『のだめカンタービレ』によるクラシック
    ブームが理由でしょうな。

    漫画では、映画と違って『神童』の中心に据えられている
    クラシックを音としては聞くことができないので、感動は
    半減しているのかもしれません。そういう意味では、映画
    で観るとどうなるのかは楽しみだ。

    でも『神童』の面白さのは、なんといっても登場人物の個
    性的なキャラクターだと思う。
    主人公の「神童」、小学五年生の成瀬うたは天才といわれる
    人にありがちな母親譲りの憎たらしいぐらいの鼻っ柱のつ
    よさを持ち、我が娘を天才ピアニストにしたい母親は、う
    たに輪をかけるほど極端に自己チューで、世間の人々を軽
    蔑する鼻持ちならない性格。しかし、その性格を隠そうと
    しない、非常に開放的な一面を持ち合わせている。
    二人とも、普通なら敬遠したくなるような性格なのに、読
    者は次第に愛すべきキャラクターとして引き込まれるとい
    うのが、さそうの描写力なのだろう。

    そして『神童』のもうひとりの主人公、落ちこぼれの音大
    生・和音(わお)。彼はうたの成長を外から見守る傍観者の
    ようだが、実は物語の中心人物として常に位置するように
    なる。

    なぜなら落ちこぼれの彼にうたは、恋心を抱いていくからだ。
    このラヴストーリーが、アナザー・ストーリーとして本作に
    奥行きをもたせている。原作では小学生だったうたが映画で
    は、中学生と変更。この変更が、たぶん漫画とは異なる二人
    の愛を形づくるのだろう。

    そして、子供にとってあまりにも過酷な波乱に満ちた結末。
    映画では、いったいどう表現されているのか。楽しみだ。

    うたを演じるのは、人気の14歳の大女優、成海璃子。
    とっつきにくいキャラにはなりそうだが、人一倍素直なうた
    も見えてくる。母役が、どうも手塚理美らしい。あのスノッ
    ブなキャラクターを手塚嬢が演じられるのか。そうか、キャ
    ラが変わってしまうかも。わおは今年フィーバーの予感の松
    山ケンイチ。これは適役ですな。

    そして脚本は山下敦弘監督作品のパートナーの向井康介。
    監督は[ 帰郷 ]の萩生田宏治。[ 帰郷 ]は、すごい地味な映
    画だったけどよかったなあ。たしか西島秀俊が出演していた。
    期待すると、いつも裏切られるので、自然体で待っておこう。
    | 映画サイト | 21:49 | comments(0) | trackbacks(3) |
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    神童
    とても人気をはくした、コミックが原作であったこと。今をときめく、松山ケンイチと成海璃子は出てること以外、全然、予備知識がなく見たせいか、 とてもキモチよく見られました。ヨカッタです。 ネット評的には、かなりキビシー意見も少なくなく、とくに後半が説
    | のほほん便り | 2009/06/24 12:28 PM |
    [ 神童 ]音楽と愛情にあふれた映画
    [ 神童 ]をシネマライズで鑑賞。 この映画は、ピアノを習っているお子様やそのご父兄に 注目されているようだ。朝早くの渋谷にもかかわらず、お上品そうなお子ちゃまと手塚理美が演じたうたのオカンのようなスノッブなお母様、そして娘と妻のために朝メシをコンビ
    | アロハ坊主の日がな一日 | 2007/05/09 8:25 AM |
    「神童」音楽と一緒に気分も盛り上がる
    「神童」★★★☆ 松山ケンイチ、成海璃子 主演 萩生田宏治 監督、2006年 音大に受からなければ、家業の八百屋を 継ぐことを親に約束した主人公。 彼は13歳の天才少女ピアニストと出会う。 冒頭のシーンがいい、 湖のボートの上で、寝転んで 自然の音
    | soramove | 2007/05/03 8:12 PM |