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[ リトル・ランナー ]奇蹟をおこす少年
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    [ リトル・ランナー ]@渋谷で鑑賞。

    1953年、カナダ。主人公ラルフは、性の目覚めや不良ぶる
    かんじは今日の若者そのもの。戦後でも、今の子どもと考
    えることは変わらない。

    [ little runner リトルランナー Saint Ralph ]パンフレット
    また、彼は一方では母親思いというやさしい面を持っている。
    父も戦争で死に、肉親は母親だけだからなおさらだろう。
    そんなある日、病気で入院しているその母が、昏睡に陥る。
    看護婦のアリスは「奇跡でも起こらない限り目覚めない」と、
    ラルフに辛い真実を告げる。

    同じ頃、クロスカントリー部に召喚されたラルフは、ボスト
    ン・マラソンで優勝する奇跡を起こせば、最愛の母が目覚め
    ると信じ、走り始める。

    しかし、校則をやぶってばかりいるラルフの行動に、保守的
    で権威主義の校長は睨みを利かしていつも退学させようと考
    えている。ラルフが「奇蹟をおこしてボストン・マラソンに
    優勝する」というもんだから「身の程を知れ!」とますます
    非難する校長。

    そこに、ラルフの味方になってマラソンの指導まで買って出
    てくれたのがヒバート神父。最初こそ、ラルフの思っている
    奇蹟なんて起きないと思って耳の貸さなかったヒバート神父
    も、母の目覚めのために奇蹟をおこすという稚拙ではあるが、
    なんとも純粋な気持ちと行動に心がひかれてしまう。

    “絶対に協力するな”と校長にまで、釘をさされていたにも
    かかわらずヒバート神父は、自分の職をなげうってまでラル
    フ少年のサポートをする。

    そして、同じようにラルフを助けてくれるのが、友達のチェ
    スター。こいつが、また泣かせるんだ。ボストン・マラソン
    のラジオの実況を学校の放送室を占拠して校内放送で流すん
    だ。ラルフの奇蹟を呼び起こそうとする力が、周囲の人たち
    を巻き込み次第にカタチになっていく。そして、ラストには・・・・・。

    終わってみると、校長の存在も敵ではなくラルフの試練の一
    つだったというのがよくわかる。

    聖書では、奇蹟とは病める者や苦しむ人へのやむにやまれぬ
    愛の発露としてなされるらしい。なるほど、納得のラストです。
    | 映画レビュー | 23:45 | comments(4) | trackbacks(15) |
    コメント
    カオリさんへ
    いつもどうもです。

    空想ぐらい楽しまないと。
    展開のわかるラストですが、ラルフ少年は交換もてました。
    | アロハ坊主 | 2006/06/13 11:55 PM |
    底抜けに明るいラルフ少年、「神学校だよね?」と確認したくなるほどのやんちゃぶり。神様はサンタ姿だし・・・校長も最後には「勝て!」だし・・・。
    でも、すがすがしい「走り」に感涙しました。
    | カオリ | 2006/06/12 8:50 PM |
    charlotte さんへ
    いつもコメントアリガトウございます。

    どこか憎めない愛嬌のある少年ラルフでした。
    あのがんばりをみたら、誰もが協力したくなるはずですよね。

    | アロハ坊主 | 2006/04/15 10:03 AM |
    こんばんは。
    どこか可笑しく、でも何かを信じる姿に私自身も心うたれ、応援してしまいたくなる…そんな作品でした。聖書の事ももっと知ってるとより理解できたかもしれませんが…(^^ゞ
    | charlotte | 2006/04/14 10:50 PM |
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