[ 力道山 ]時代が生んだプロレスラー | アロハ坊主の日がな一日

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[ 力道山 ]時代が生んだプロレスラー
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    [ 力道山 ]@渋谷で鑑賞。

    力道山を演じた韓国が誇るソル・ギョング。
    この映画のために体重を30キロ増やし、臨んだらしい。
    ソル・ギョング演じる力道山のセリフに「おれはリキド
    ウザンだ〜」というのがある。

    これが、チャン・ドンゴンの焼酎CM「あなたがスキダカ
    ラ〜」というフーズにイントネーションがかぶってしま
    う。この映画ほど、言葉の壁を感じたことはない。韓国
    語は、日本語より抑揚やイントネーションが必要ないの
    かしれないと思ってしまうほど、ソル・ギョングの話す
    日本語に気持ちがこもっていない感じがして、俗に言う
    棒読みに近い感じだ。

    うれしいとか、反抗するとか喜怒哀楽は、顔の表情では
    わかるもの言葉がついていないので、どうも空回りして
    しまう。非常に残念だ。

    [ りきどうざん ]パンフレット
    力道山は、プロレスラーになる前は相撲取りとして横綱を
    目指して稽古に励んでいた。しかし、そこは“朝鮮人”と
    いうことで先輩力士から暴力と虐めに耐え忍ぶ辛い日々が
    待っていた。そんなある日、力士のタニマチ菅野(藤竜也)
    の世話で座敷に上がる芸者の綾(中谷美紀)と出会う。身寄
    りのないもの同士深い愛情で結ばれていく二人。心の支え
    を得たシルラクは、力士“力道山”となり関脇にまで登り
    詰める。順調に綱取りを目指す力道山であったが、そこに
    は目に見えない民族の「壁」が存在していた…。

    絶望に打つひしがれていた力道山は、ある日酒場でのチン
    ピラとの喧嘩の仲裁に入った男、ハロルド坂田に誘われ
    「プロレス」の存在を知る。それは国籍や人種の壁はない、
    自分の力を遺憾なく発揮できる世界だった。
    さっそく彼は、菅野に渡米の援助を懇願する。

    渡米した力道山は、華々しくデビューし連戦連勝の快進撃
    を遂げる。1953年3月に、一躍有名になり日本へ帰国する。

    そして、力道山は日本にプロレスを立ち上げるようと試み
    る。しかしこの未知のスポーツへの周囲の猜疑心や力道山
    への批判は、菅野の力をもってしても厳しいものだった。
    このときの力道山のセリフ、印象深い。

    「日本人は、今だに外国人に対して恐怖を感じている。そ
    れを体の小さい私たちが倒すんですよ。その姿を見せるこ
    とで、日本を元気していきたいんです。見ていてください、
    この力道山を」

    今まで、日本人の国籍によるあらぬ差別を受け続けてきた
    男が、日本のためにたち上がるという。もちろん、これは
    力道山はこれしか生きる道がなかったかもしれないが、ま
    さにこの生き方はヒーローであり、彼がヒーロー」といわ
    れる原点のような言葉だった。

    シャープ兄弟や並み居る巨体のアメリカ人に、空手チョッ
    プなどで次々とリングの外へ吹き飛ばしていく。
    彼は、次第に日本の英雄に祭り上げられていく。
    そして頂点をみた男は、自分の力に過信し、次第に周りが
    見えなくなっていく。この地位を外れると、またあの時代
    に逆戻りという考えより、観客の応援する姿がなくなるの
    が怖かったのだろう。それよりは、観客の応援する姿に、
    まだ自分はできると思っていたようである。

    光が当たりすぎると、知らず知らずのうちに影ができる。
    力道山も、まさにそうだった。

    日本国民が、力道山の英気を吸い取って元気になり、力
    道山は猜疑心が強くなり、人としての心がなくなっていく。
    しょせん、彼の人の子である。

    好きな人に「負けてください」とお願いされても、負ける
    ことを許さなかった日本の狂気なムード。時代が彼をつく
    り、時代が彼を破滅させた。一人の男の半生を描いてはい
    るが、明らかにそこには昭和という時代が色濃く映し出さ
    れていた。

    この映画は、日本人には作れないというか語れないし、や
    はり力道山側から見た日本というものを描かないかぎり、
    伝えわらないし、説得力がない。その意味では、韓国の主
    人公で、韓国の監督さんが作ったのは正解だったと思う。

    そして、そう考えると、日本語のイントネーションはやは
    り悔やまれる。
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