2005.12.10 Saturday 17:35
[ ザ・コーポレーション ]企業と浄瑠璃の関係
[ ザ・コーポレーション ]試写会@渋谷Uplinkで鑑賞。
「他人への思いやりがない」
「人間関係が維持できない」
「利益のために嘘を続ける」
「罪の意識がない」
など、
営利だけを追求する企業を、一人の人格として精神分析を
行うと完璧な“サイコパス(人格障害)”であるという診断
結果される。映画では、企業の様々な症例の分析をおこな
い、いかに卑劣で残忍なやり方で、社会責任をとらずに利
益だけを追求しているかを赤裸々に映し出していく。
「他人への思いやりがない」
「人間関係が維持できない」
「利益のために嘘を続ける」
「罪の意識がない」
など、
営利だけを追求する企業を、一人の人格として精神分析を
行うと完璧な“サイコパス(人格障害)”であるという診断
結果される。映画では、企業の様々な症例の分析をおこな
い、いかに卑劣で残忍なやり方で、社会責任をとらずに利
益だけを追求しているかを赤裸々に映し出していく。
企業は“サイコパス(人格障害)”というけれど、赤頭巾
ちゃんの話じゃないけれど、結局は会社という衣をまと
った人間がやっていること。
法律上は、企業はヒトとして扱われ(「法人」の意)、
いろんなものが作り出されている。しかし、実体として
はたんなるモノ。企業になりかわって契約を結んだり、
資産を管理したりするのも生身のヒトが絶対に必要。そ
のヒトが、とりもなおさず経営者や代表取締役(もっと
広くいえば代表権をもった経営者)にあるだろう。
岩井克人著「会社はだれのものか」にも記されているが、
代表取締役と会社の関係は、浄瑠璃、文楽に似ている。
文楽の人形(本来はテグ)にあたるのが、本来のモノに
すぎない法人としての企業。その人形が舞台の上であた
かもヒトのように動くためには、必ず生身のヒト(人形
遣い)がその人形を操らなければいけなりません。ただ、
忘れてはならないのが舞台ではあくまで人形が主役。人
形遣いは、個人としての利益や欲望を抑えて、人形のた
めに忠実に仕事をこなさなければいけない。まさにこの
ことは経営者や代表取締役にもあてはまる。
映画では、モラルを無視した会社の行為が7つほど紹介
されている。グローバル化が進むにつれて、国レベルで
は、無謀な行いが制御できなくなっている。
その中でも、興味深い事例は、「ボリビアの水道民営化を
阻止した民衆の運動」。1999年に、公営だった水供給公社
は民間会社であるロンドン国際水供給会社に売却された。
それにより、民間会社は数週間のうちに水道利用者に膨大
な料金値上げを課し、それにより民衆から抗議行動が起こ
った。この事件から、一概に日本の郵便事業の民営化はち
ょっとという話ではないと思うが、運営のやり方によって
は起こりうるケースである。(民間1社が独占するというの
は避けるべきでしょ)
もうひとつ面白い話がある。
「ハッピー・バースデー・トゥー・ユー」を歌うと使用料を
取られてしまう。著作権は75年で消滅するので、2010年に
はパブリックなものになるはずだった。ところが、98年に
アメリカ議会は企業の著作権有効期間を20年延ばし95年に
したので、「ハッピー・バースデー・トゥー・ユー」2030年
まで自由に使えない。
この話を観ると、なんだが企業だけでなく政府タタキを考
えるべきじゃないかと思ってしまう。
マイケル・ムーア監督も出演していて、もともとそういう
狙いもあったかもしれん。しかし145分とちと長いのはなん
とかしてほしい。
ちゃんの話じゃないけれど、結局は会社という衣をまと
った人間がやっていること。
法律上は、企業はヒトとして扱われ(「法人」の意)、
いろんなものが作り出されている。しかし、実体として
はたんなるモノ。企業になりかわって契約を結んだり、
資産を管理したりするのも生身のヒトが絶対に必要。そ
のヒトが、とりもなおさず経営者や代表取締役(もっと
広くいえば代表権をもった経営者)にあるだろう。
岩井克人著「会社はだれのものか」にも記されているが、
代表取締役と会社の関係は、浄瑠璃、文楽に似ている。
文楽の人形(本来はテグ)にあたるのが、本来のモノに
すぎない法人としての企業。その人形が舞台の上であた
かもヒトのように動くためには、必ず生身のヒト(人形
遣い)がその人形を操らなければいけなりません。ただ、
忘れてはならないのが舞台ではあくまで人形が主役。人
形遣いは、個人としての利益や欲望を抑えて、人形のた
めに忠実に仕事をこなさなければいけない。まさにこの
ことは経営者や代表取締役にもあてはまる。
映画では、モラルを無視した会社の行為が7つほど紹介
されている。グローバル化が進むにつれて、国レベルで
は、無謀な行いが制御できなくなっている。
その中でも、興味深い事例は、「ボリビアの水道民営化を
阻止した民衆の運動」。1999年に、公営だった水供給公社
は民間会社であるロンドン国際水供給会社に売却された。
それにより、民間会社は数週間のうちに水道利用者に膨大
な料金値上げを課し、それにより民衆から抗議行動が起こ
った。この事件から、一概に日本の郵便事業の民営化はち
ょっとという話ではないと思うが、運営のやり方によって
は起こりうるケースである。(民間1社が独占するというの
は避けるべきでしょ)
もうひとつ面白い話がある。
「ハッピー・バースデー・トゥー・ユー」を歌うと使用料を
取られてしまう。著作権は75年で消滅するので、2010年に
はパブリックなものになるはずだった。ところが、98年に
アメリカ議会は企業の著作権有効期間を20年延ばし95年に
したので、「ハッピー・バースデー・トゥー・ユー」2030年
まで自由に使えない。
この話を観ると、なんだが企業だけでなく政府タタキを考
えるべきじゃないかと思ってしまう。
マイケル・ムーア監督も出演していて、もともとそういう
狙いもあったかもしれん。しかし145分とちと長いのはなん
とかしてほしい。

コメント&TBありがとうございます。
おっしゃるように、最近、世の中はバブル期のような雰囲気になっていますから。株の上昇も尋常じゃなくなってるし。
Yellowさんのように、自分で肝に銘じて行動を慎んでいくのが、制御する一番の近道かもしれませんね。