2005.11.16 Wednesday
[ カーテンコール ]またもや昭和の香りのする映画
[ カーテンコール ]@銀座で鑑賞。
[
ALWAYS 三丁目の夕日 ]に引き続き、またもや昭和の
香りのする映画。[ カーテンコール ]は映画と映画の幕
間(まくあい)に形態模写をやったり、ギターを弾いたり
して、お客を楽しませる芸人「幕間芸人」の人生をひも解
くものがたり。
昔の地方の映画館って、少し時期遅れの作品を2本上映す
るのが普通だった。だから「幕間芸人」っていう仕事もあ
ったのだろう。でも、2本のうち片方は必ずマイナー作品
だったのを思い出す。小・中学生の時は、それが鬱陶しか
った。観たい映画は1つなんじゃい。でも、2本でも1本
でも料金は同じなので、こちらはなくなく2本観る。
【あらすじ】
ヒロイン香織(伊藤歩)はとある事情で東京の出版社か
ら九州のタウン誌に異動することに。そこで、60年代に
幕間芸人として人気だった安川修平を追いかけるように
なる。
そして取材を通してばらばらになった父と娘を知り、二
人を再会させる旅へとかわっていく。父娘を探すことは、
香織にとっては自分自身の父との関係を見つめ直し、再
度構築していくことでもあった。
パンフレットには、昭和30年終盤から昭和40年に上映さ
れた懐かしの映画看板掲載されている。
【感想】
幕間芸人、安川修平の若い頃を藤井隆が熱演。
ギターはいまいちだったが、いつも笑顔を絶やさない明
るい役を見事に演じていた。年老いてからの安川修平は、
ザ・スパイダースの井上堯之が好演。こちらのギターは
やはり天下一品。笑顔と売れない芸人のしょぼくれ加減
がよかった。
監督は佐々部清氏。[ 半落ち ][ 四日間の奇蹟 ]
もそうだったが、ある家族(あるいはつながりのある人
たち)を中心にして、もう一組の家族の問題を浮き彫り
にさせるというような、シナリオの展開というか構造が
この作品にも使われている。この手法が、お客さんには
受けるのだろう。
佐々部監督作品はすべて泣ける話なのに、いつも今ひと
つな印象がある。ストーリーが、毒っぽくないからなの
か。役者がベテランが多い芝居が安定しすぎなのか。
話の繋げ方がお決まりなパターンで変化がないのか。
観終わったあと考えるのだが、いまいちよく分からない。
今回もそうだった。
kimion20002000 さんへ
こちらこそ、TB&コメントありがとうございます。
>僕も、1本立てを観たとき、自分が出世したような錯覚におちいりましたよ(笑)
この気持ちすごくわかります。
ぜいたくな鑑賞だと思いましたよね。
いい映画でも、物足りなさがあったりもしました。
>佐々部監督は、職人さんですからね。作家性には乏しい。
ストーリーが、どうしても、予定調和的であり、破綻がないぶん、刺激は少ないですね。
こういう言い方は語弊があるかもしれませんが、年配の方が好むのがよくわかりました。
若い僕は、やっぱ物足りない(笑)
| アロハ坊主 | 2006/03/29 3:37 PM |
TBありがとう。
佐々部監督は、職人さんですからね。作家性には乏しい。
ストーリーが、どうしても、予定調和的であり、破綻がないぶん、刺激は少ないですね。
|
kimion20002000 | 2006/03/29 1:13 PM |
小さい地方都市では、当然、シネコンみたいなのないから、ロードショー館なんてないところが多かった。僕も、1本立てを観たとき、自分が出世したような錯覚におちいりましたよ(笑)
|
kimion20002000 | 2006/03/29 9:26 AM |
現象 さんへ
いつもおおきにです。
>佐々部監督作品は初でした。
>大体いつもこんな感じなんですかね。
そうですよ。いつもこんな感じです。
多分、ターゲットとしている層が違うんでしょうね。
| アロハ坊主 | 2005/11/25 1:55 AM |
佐々部監督作品は初でした。
大体いつもこんな感じなんですかね。
いろいろ盛り込んではいたのですが、
どれもちょっと浅いかなぁと思いました。
|
現象 | 2005/11/25 1:24 AM |
TBありがとうございます。
私は試写会で観たので、パンフレットを
手に入れてなくて・・・
今度別の映画を見た時に、GETしたいと思います。
|
lyu | 2005/11/19 11:54 AM |
かみぃ@未完の映画評さんへ
コメントありがとうございます。
こちらこそよろしくお願いします。
| アロハ坊主 | 2005/11/17 8:11 AM |
はじめまして。
TBありがとうございました。
これからもよろしく。
|
かみぃ@未完の映画評 | 2005/11/17 5:20 AM |
やっぱり邦画好き…さんへ
いつもコメントありがとさんです。
泣ける話なんですけどね。ちょっと僕は無理でした。
zattchi さんへ
コメントありがとうございます。
あの、字の話はよかったですね。
その前の「私、友達いませんから」というのが
効いてましたね。
| アロハ坊主 | 2005/11/16 10:02 PM |
TBありがとうございます
鶴田さんの字について語るシーンがよかったです
|
zattchi | 2005/11/16 11:18 AM |
おはようございます。TBありがとうございます。
アロハさんと同じように、やはり涙の数がいまひとつって感じですね。でもここが佐々部監督の作品の良い所と思っています。プチ涙ってとこが私はスキです。(笑)
| やっぱり邦画好き… | 2005/11/16 10:30 AM |
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東京の出版社から、地元・下関に近い福岡のタウン誌に移動を命ぜられた25歳になる女性記者・橋本香織。 東京で働く娘を理解できないでいる父・達也と久し振りに再会するがわだかまりは残っている。 そんな中、彼女は昭和40年ごろ下関の<みなと劇場>で幕間芸人として
| 象のロケット | 2006/12/22 10:00 PM |
カーテンコール
2004年製作
2005年11月12日 劇場初公開
公式サイト: http://www.curtaincall-movie.jp/
ゴウ先生総合ランキング: A-/B+
画質(ビスタ): A-/B+
音質(ドルビーデジタル5.1ch): B+
英語学習用教材度: B
| 映画と本と音楽にあふれた英語塾 | 2006/10/05 10:51 PM |
★★★☆ 若い頃は良く歌舞伎町で遊んだものだ。 この街には映画館や酒場はもちろんのこと、ゴーゴークラブやダンスパブ、ゲームセンター、トルコにキャバレー、のぞきやストリップ小屋などが立ち並んでいた。果ては赤線崩れの立ちんぼに、ポン引き達の群れ、そして
| ケントのたそがれ劇場 | 2006/06/23 1:13 PM |
30年のわだかまりの歳月も、
ひとつの歌が溶かしていく。
この映画だけは「座布団シネマ」ではなく、映画館で観たかった。もちろん小奇麗なロードショーのかかる映画館ではない。ちょうど、この「カーテンコール」の舞台となった下関に当時7館あった映画館のような場
| サーカスな日々 | 2006/03/28 11:49 AM |
「カーテンコール」★★★(ルミエール1) 2004年日本 監
| いつか深夜特急に乗って | 2006/01/31 9:48 PM |
昭和30年代から40年代にかけて、映画の休憩時間に歌を歌ったりする芸人さんがいたのですね。 私、そんな人の存在すら知らなかったよ・・。 これは、そんな芸人さんの昔と今を描いているお話。 その背景にある人の人情や悲しさを描いた話ではあるけれど、全体的に物足り
| toe@cinematiclife | 2005/12/23 10:22 PM |
ストーリー:
東京の出版社で働く香織は、
雑誌に掲載したスクープ記事が原因でしばらく福岡に異動することになった。
彼女が行くことになったのは、福岡のタウン誌での仕事。
そこで“懐かしマイブーム”を担当することに。
読者からのハガキを読んでいると、1通が目に
| 徒然なるままに・・・ | 2005/12/18 6:00 PM |
新宿シネマミラノにて。おっさん、おばさん、じいさん、ばあさんだらけ。『Always〜』より数年後の時代から現代の下関が舞台。
昔の映画館にいた幕間芸人のお話し。地域の邦画の映画館がお客さんでいっぱいになった時代。映画館のバイトとしては、なんだか憧れる。今の
| ブログ日和。 | 2005/12/01 12:48 AM |
「カーテンコール」についてのレビューをトラックバックで募集しています。 感想・評
| レビュートラックバックセンター | 2005/11/27 2:04 PM |
■観覧場所 名演小劇場■
■監督・脚本 佐々部清■←04〔半落ち〕,05〔四日間の奇蹟〕公開
■CAST 伊藤歩 藤井隆 鶴田真由 奥貫薫 ほか■
■あらすじ■
昭和三十年代の下関。映画上映の幕間に、歌や物まねなどを行う芸人、安川修平(演 藤井隆)は
| かりめろ日記 | 2005/11/25 2:35 AM |
プログラム・ピクチャー時代末期の昭和40年代前後、下関の映画館・みなと劇場にて幕間芸人を務めていた安川修平とその娘の美里の確執と和解を描く。取材を通して二人を見つめた香織とその父・達也もまた距離を縮める。
在日朝鮮人問題に大きく関わる作品だった。修平
| ソウウツおかげでFLASHBACK現象 | 2005/11/25 1:18 AM |
その記憶は、泣きたくなるほど楽しかった。 <ストーリー> 東京の出版社に勤める
| any's cinediary | 2005/11/23 3:13 PM |
お父さん、あなたの昭和は幸せでしたか?
■監督・脚本 佐々部 清■原案 秋田光彦■キャスト 伊藤 歩、藤井 隆、藤村志保、鶴田真由、奥貫 薫、夏八木 勲、田山涼成、津田寛治、井上堯之、橋 龍吾、伊原剛志、水谷妃里
□オフィシャルサイト 『カーテンコール
| 京の昼寝〜♪ | 2005/11/21 5:39 PM |
映画「ニューシネマ・パラダイス」は
映画へのオマージュと初恋の物語だった。
この「カーテンコール」は同じく映画への
オマージュと父と娘の物語となっていた。
そして監督の佐々部清の
「ニューシネマ・パラダイス」への熱い
思いが感じられる映画でも
| Osaka-cinema-cafe | 2005/11/20 2:13 AM |
11月15日(火)TOHOシネマズ木曽川にて
香織(伊藤歩)は東京の出版社で、写真週刊誌の契約記者として働いていた。スクープ写真をモノにし、これで正社員になれると思って喜んでいたのも束の間、写真を撮られた女優が自殺未遂を起こし、それがきっかけで故郷の下関に
| 桂木ユミの「日々の記録とコラムみたいなもの」 | 2005/11/19 3:23 PM |
撮影地の八幡有楽映劇(みなと劇場)に行ってきました。
| ♪おもしろき事も無き世を面白く… | 2005/11/19 3:21 PM |
試写会に行ってきました。
カーテンコール
という映画を観て来ました。
予告中に、一旦映像が止まってしまい・・・演出ですか??
なんて、心の中で思ってました。
昭和30年代の下関。映画上映の幕間に歌や物まねなどを行う芸人、
それを取り巻く人
| Lyuの日常 | 2005/11/19 11:55 AM |
日本映画が全盛期だった昭和30,40年代 下関にある
みなと劇場で活躍した幕間芸人のお話です。
映画『カーテンコール』を観て来ました。
ちょっとこの映画の評価は難しいですね。
簡単に言えば「前半良くて、後半ダルダル」そんな感じでしょうか。
| [混]ミックスランチ | 2005/11/17 9:54 PM |
下関が舞台の映画、『 カーテンコール
』を見てきました(´∀`)
山口・北九州では先行上映中です★
下関に住んでるからには、これは見に行かねば!と思っていました。
実は、この映画の監督・佐々部清さんは他にも下関が舞台の映画を作ってらっしゃるの
| Smile*smile | 2005/11/17 9:48 PM |
試写会にいってまいった=「カーテンコール」。「チルソクの夏」や「半落ち」、最近では「四日間の奇蹟」で有名な佐々部清監督の最新作。今秋公開予定で、伊藤歩、藤井隆、鶴田真由などなど出演。「半落ち」がスゲーよかったから、それにつられて気になってたんだよねー
| APRIL FOOLS | 2005/11/17 5:51 PM |
昭和の映画黄金期に客席を沸かせた幕間(まくあい)芸人の半生を追う旅を通して描かれる家族の絆。
| 未完の映画評 | 2005/11/17 5:15 AM |
アルバイトの編集者香織(伊藤歩)は正社員になるために、ある代議士を2ヶ月も張り込み、不倫のスクープ写真を撮影した。これで正社員になれると喜んだのもつかのま、不倫相手の女優が自殺未遂をおこし、代議士から圧力がかかり、仕事を干されることになってしまっ
| 気ままに映画日記☆ | 2005/11/17 12:37 AM |
「カーテンコール」 一ツ橋ホールで鑑賞
懐かしき昭和です。古きよき時代。TVが普及する前は映画が娯楽でした。という設定は「ALWAYS 三丁目の夕日」と通じるものがあります。フリーのライター香織が1枚の投書はがきをきっかけにかつて映画の幕間に観客の
| てんびんthe LIFE | 2005/11/16 11:03 PM |
映画「カーテンコール」の感想です
| ジャスの部屋 -いん ぶろぐ- | 2005/11/16 10:39 PM |
9/17から山口・小倉で先行上映された
「カーテンコール」を見に行きました。
(←店内には大きな飾りが・・・)
(チラシとフリーペーパー)
前回が初々しい役者陣で構成されていたのとうってかわり、
今回は渋くベテラン陣で固め、吉本の人気俳優・藤井
| 幻想軌道広報 | 2005/11/16 9:45 PM |
「ニューシネマ・パラダイス」のような作品と思っていたのですがイメージと違いました。作品に散りばめられたものはどれも良いのにそれを活かしきれていないというのが勝手な意見。勿体ないという一言に…惜しい作品です。
| ★☆★ Cinema Diary ★☆★ | 2005/11/16 8:14 PM |
【シネマミラノ@新宿】 東京の出版社で働く香織(伊藤歩)は、初めてものにしたスクープ記事が原因で、しばらく福岡のタウン誌の編集部へ異動することに。そこで、下関の映画館・みなと劇場にいたある芸人のことが書かれた読者からのハガキに興味を覚え、取材に行く。
| のら猫の日記 | 2005/11/16 6:46 PM |
映画「カーテンコール
」見てきました。
レディースデイなのにガラ空きな館内にびびりながらも、最後はオイオイ泣きながら観てました。。。
いわゆる「都落ち」でタウン誌の記者となった橋本。投稿ハガキから「昭和30年代〜40年代前半に活躍した幕間芸人につ
| 日記@SecondRoom | 2005/11/16 5:00 PM |
【監督】佐々部清
【出演】伊藤歩/藤井隆/鶴田真由/奥貫薫/井上堯之/藤村志保/夏八木勲
【公開日】2005/11.12
【製作】日本
【ストーリー】
出版社で見習い記者を務めなが
| シネマをぶった斬りっ!! | 2005/11/16 3:20 PM |
「カーテンコール」
監督・脚本 佐々部清
CAST 伊藤歩/藤井隆/鶴田真由・・・
story
東京の出版社で働いている香織。異動で福岡のタウン誌へ。故郷である下関の映画館”みなと劇場”の取材へ行くことに。かつて映画娯楽が全盛期のころ、幕間芸人がいた。彼ら
| ミチミチ | 2005/11/16 11:18 AM |
派手な演出も催涙系の劇的などんでん返しもない。でも気がつくと頬がたくさんの涙で濡れていました。…他人の人生にふれることで見えてくるものの数々。お話ししたいことがたくさん見つかる、心にしみる映画です。
| よろ川長TOMのオススメ座CINEMA | 2005/11/16 10:32 AM |
映画 『 カーテンコール
』 [ 試写会鑑賞 ]
2005年:日 本 【11月12日ロードショー】 [ 上映劇場
]
監 督:佐々部清
脚 本:佐々部清
カーテンコールメイキング 佐々部清監督と昭和ニッポンキネマ
[ キャスト ]
| やっぱり邦画好き… | 2005/11/16 10:26 AM |
【鑑賞】試写会
2005年11月12日公開 2004/日本
【監督】佐々部清
【出演】伊藤歩/藤井隆/鶴田真由/奥貫薫/夏八木勲
昭和30年代の終わりから昭和40年代の中ごろまで、映画と映画の幕間に形態模写をやったり、ギターを弾いて歌を唄ったりして、
| 映画日記 | 2005/11/16 10:22 AM |