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[ カーテンコール ]またもや昭和の香りのする映画
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    [ カーテンコール ]@銀座で鑑賞。

    [ ALWAYS 三丁目の夕日 ]に引き続き、またもや昭和の
    香りのする映画。[ カーテンコール ]は映画と映画の幕
    間(まくあい)に形態模写をやったり、ギターを弾いたり
    して、お客を楽しませる芸人「幕間芸人」の人生をひも解
    くものがたり。

    昔の地方の映画館って、少し時期遅れの作品を2本上映す
    るのが普通だった。だから「幕間芸人」っていう仕事もあ
    ったのだろう。でも、2本のうち片方は必ずマイナー作品
    だったのを思い出す。小・中学生の時は、それが鬱陶しか
    った。観たい映画は1つなんじゃい。でも、2本でも1本
    でも料金は同じなので、こちらはなくなく2本観る。

    【あらすじ】
    ヒロイン香織(伊藤歩)はとある事情で東京の出版社か
    ら九州のタウン誌に異動することに。そこで、60年代に
    幕間芸人として人気だった安川修平を追いかけるように
    なる。

    そして取材を通してばらばらになった父と娘を知り、二
    人を再会させる旅へとかわっていく。父娘を探すことは、
    香織にとっては自分自身の父との関係を見つめ直し、再
    度構築していくことでもあった。

    [ かーてんこーる ]のパンフレット
    パンフレットには、昭和30年終盤から昭和40年に上映さ
    れた懐かしの映画看板掲載されている。

    【感想】
    幕間芸人、安川修平の若い頃を藤井隆が熱演。
    ギターはいまいちだったが、いつも笑顔を絶やさない明
    るい役を見事に演じていた。年老いてからの安川修平は、
    ザ・スパイダースの井上堯之が好演。こちらのギターは
    やはり天下一品。笑顔と売れない芸人のしょぼくれ加減
    がよかった。

    監督は佐々部清氏。[ 半落ち ][ 四日間の奇蹟 ]
    もそうだったが、ある家族(あるいはつながりのある人
    たち)を中心にして、もう一組の家族の問題を浮き彫り
    にさせるというような、シナリオの展開というか構造が
    この作品にも使われている。この手法が、お客さんには
    受けるのだろう。

    佐々部監督作品はすべて泣ける話なのに、いつも今ひと
    つな印象がある。ストーリーが、毒っぽくないからなの
    か。役者がベテランが多い芝居が安定しすぎなのか。
    話の繋げ方がお決まりなパターンで変化がないのか。

    観終わったあと考えるのだが、いまいちよく分からない。
    今回もそうだった。
    | - | 08:57 | comments(11) | trackbacks(33) |
    コメント
    kimion20002000 さんへ
    こちらこそ、TB&コメントありがとうございます。

    >僕も、1本立てを観たとき、自分が出世したような錯覚におちいりましたよ(笑)

    この気持ちすごくわかります。
    ぜいたくな鑑賞だと思いましたよね。
    いい映画でも、物足りなさがあったりもしました。

    >佐々部監督は、職人さんですからね。作家性には乏しい。
    ストーリーが、どうしても、予定調和的であり、破綻がないぶん、刺激は少ないですね。

    こういう言い方は語弊があるかもしれませんが、年配の方が好むのがよくわかりました。
    若い僕は、やっぱ物足りない(笑)
    | アロハ坊主 | 2006/03/29 3:37 PM |
    TBありがとう。
    佐々部監督は、職人さんですからね。作家性には乏しい。
    ストーリーが、どうしても、予定調和的であり、破綻がないぶん、刺激は少ないですね。
    | kimion20002000 | 2006/03/29 1:13 PM |
    小さい地方都市では、当然、シネコンみたいなのないから、ロードショー館なんてないところが多かった。僕も、1本立てを観たとき、自分が出世したような錯覚におちいりましたよ(笑)
    | kimion20002000 | 2006/03/29 9:26 AM |
    現象 さんへ
    いつもおおきにです。

    >佐々部監督作品は初でした。
    >大体いつもこんな感じなんですかね。
    そうですよ。いつもこんな感じです。
    多分、ターゲットとしている層が違うんでしょうね。

    | アロハ坊主 | 2005/11/25 1:55 AM |
    佐々部監督作品は初でした。
    大体いつもこんな感じなんですかね。
    いろいろ盛り込んではいたのですが、
    どれもちょっと浅いかなぁと思いました。
    | 現象 | 2005/11/25 1:24 AM |
    TBありがとうございます。
    私は試写会で観たので、パンフレットを
    手に入れてなくて・・・
    今度別の映画を見た時に、GETしたいと思います。
    | lyu | 2005/11/19 11:54 AM |
    かみぃ@未完の映画評さんへ
    コメントありがとうございます。
    こちらこそよろしくお願いします。
    | アロハ坊主 | 2005/11/17 8:11 AM |
    はじめまして。
    TBありがとうございました。
    これからもよろしく。
    | かみぃ@未完の映画評 | 2005/11/17 5:20 AM |
    やっぱり邦画好き…さんへ
    いつもコメントありがとさんです。
    泣ける話なんですけどね。ちょっと僕は無理でした。

    zattchi さんへ
    コメントありがとうございます。
    あの、字の話はよかったですね。
    その前の「私、友達いませんから」というのが
    効いてましたね。

    | アロハ坊主 | 2005/11/16 10:02 PM |
    TBありがとうございます
    鶴田さんの字について語るシーンがよかったです
    | zattchi | 2005/11/16 11:18 AM |
    おはようございます。TBありがとうございます。
    アロハさんと同じように、やはり涙の数がいまひとつって感じですね。でもここが佐々部監督の作品の良い所と思っています。プチ涙ってとこが私はスキです。(笑)
    | やっぱり邦画好き… | 2005/11/16 10:30 AM |
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