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書籍【 笑いの科学株式社 】京大卒の元吉本芸人のビジネスノウハウがつまった小説
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    今やその面影もないですが、学生時代は「お笑い」サークルに入って「お笑い」を半分本気で取り組んでいました。でもお恥ずかしいくらい才能がない。ネタはそれなりにできても、他ができない。

    とくに、アドリブがきかない。

    ほんとに致命的です。当時、夏祭りやイベントなどでMCを頼まれたりしたのですが、2度と呼ばれることはありませんでした。でもなんだかんだ言ってもサークルですから、酒を飲んで、麻雀して、女子と一緒に時間を過ごせれば、それでよし。だから、サークル内にお笑いを真剣にやっている人なんて、ほとんどいません。そのなかで、面白さと上手さで群を抜いていた人がいました。『夏川立也』。僕の一つの上の先輩で、【 笑いの科学株式社 】の著者でもあります。
    bible of comedians

    夏川さんのトーク力はプロ級でした。淀みなく、耳障りな間投詞が一切入らない。また、早口ではあるものの、滑舌がよく、身振り手振りにも全く無駄がない。さらに、べしゃりだけでなく、飲み会や合コンでは頭のてっぺんに爪楊枝を突き刺す一発芸で盛り上げる。硬軟織り交ぜた「芸」ができる稀有な人でした。

    「笑い」に関する才能が突出していたので、将来どういう道を歩むのか気になっていましたが、知らぬ間に桂文枝師匠(当時は桂三枝)がつくった『芸能維新塾』に入り、当時、文枝師匠が司会をやっていた『ナイトinナイト』という番組にちょくちょく出演するようになっていました。そのまま芸人の道を進むのかと思っていたら、今度は学生起業家になって会社をつくり…大転身。次に消息を知ったときには、講師として研修や講義を行い、全国を行脚しているじゃないですか。

    最初は、夏川さんのこれまでの経歴が今の講師業となかなか結びつかなかったんですが、この【 笑いの科学株式社 】を読んで、ようやく点と点が線になり、腑に落ちました。

    本作は、広告代理店の営業として働くも、思うように成績が伸びない主人公の僕が居酒屋で偶然出会った、元芸人のエムにアドバイスにより、コツをつかみ、できるビジネスマンへと成長していく物語。そして、そこには著者である夏川さんが編み出した“パワーコミュニケーション”という、心理学と笑いのロジックを融合させたコミュニケーション術のノウハウも凝縮されています。ちょっと前にベストセラーになった、水野敬也著書の【 夢をかなえるゾウ 】(飛鳥新社)的なテイストです。

    ビジネス書のように紹介したいノウハウを1つひとつ解説していけば、読みやすいというメリットはありますが、わかりやすさを追求するがあまり、読者がいまいち腹落ちしないことがあります。それを小説風の体裁にすることで、単なる情報ではなく、ストーリーとして頭に残るので、納得感が増し、理解度が高まるというのがあります。

    本作の狙いのひとつは、それだと思います。また小説としてもよくできていて、ラストには涙が流れてくるような感動のシーンもあり、読み応えもありました。

    1回で頭に入らないときは、繰り返し読んでみると、その意味が理解できると思います。僕がそうしましたから、間違いないです。どんなビジネスでも役立ちます。特に20代のビジネスパーソンにおすすめ。あと、アドリブができない人にもいいですよ。そんなやつはいないか。とにかく買って後悔しない一冊です。

    | | 08:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
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