映画[ まほろ駅前多田便利軒 ]まほろ街のバツイチヒーロー | アロハ坊主の日がな一日

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映画[ まほろ駅前多田便利軒 ]まほろ街のバツイチヒーロー
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    映画[ まほろ駅前多田便利軒 ]を鑑賞。

    作家三浦しをんの原作、第135回直木賞を受賞した同名小説の映画化です。東京の南西部にあるまほろ市で、便利屋を営む多田啓介と、彼のところに転がりこんできた同級生の行天晴彦が繰り広げる人情劇。多田と、行天にはそれぞれ瑛太と松田龍平というイケメンが演じている。

    監督は[ ケンタとジュンとカヨちゃんの国 ]で日本映画監督協会新人賞を受賞した大森立嗣。家族の絆をテーマした映画というだけあって、監督の父の麿 赤兒や、弟の大森南朋も、ちょっと笑える役柄で出演している。ちなみに著者の三浦しをんさんも出演中です。

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    原作との異なる点は多いが概ね面白かったですね、この作品は。特に、多田と行天が口には出さずともお互いがお互いを必要としている関係が映像から、びんびん伝わってくるところは、新たなバディームービーとして評価できるのでは。

    たとえば、ラストの暗闇の中、バス停にいる行天を多田が連れて帰るシーン。原作では多田が「多田便利軒はいま、人手が足りないから・・・帰るぞ」と、ちょっと言い訳めいた事をいうんだけど、映画ではたんに「帰るぞ」というだけ。あの、すべて言わずとも相手は理解しているっていう関係が、余分なセリフを排除して映像だけでわかるのが、この映画の見所なんだと思う。

    もちろん、多田と行天との関係だけでなく、老若男女問わず、誰にでも接点がある家族の絆というのがこの映画本来のテーマである。便利屋という仕事を通じて、ふたりは様々な親子の関係に出会ううちに、お互いの過去があぶり出されることになる。

    銭湯からの帰り道で行天が多田に言った
    「だれかに必要とされるってことは、だれかの希望になるってことでしょ」という言葉。そして多田がませガキの由良に、希望を持って生きるために発した
    「だけどだれかを愛することはできる。自分には与えられなかったものを、おまえは新しく誰かに与えることができるんだ。生きてれば、いつまでだって」というセリフ。
    そうした経験をした者だけが語られる含蓄のある言葉も、見逃せない。これらのセリフからわかるように、原作を読んだ時は多田も行天ももうちょいおっさんのイメージだったが・・・瑛太と松田龍平の老成した眼差しや哀切漂う風貌がことの外ハマっていた。人の親となり、いつのまにやら親父の貫禄がついたといったところだろうか。

    少し不満なのは、クライマックスでのエピソード。周到に組まれた伏線があったのだが、それでもやはり唐突すぎる。加えて瑛太と松田龍平はよかったんだけど、個人的には役柄を逆転させて観てみたかった気もする。想像がつかない役柄でハマったら、さぞかしもっと感動しただろうになあ。それはいくらなんでも、欲張りすぎかな。
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    | 映画(日本) | 23:15 | comments(0) | trackbacks(1) |
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    映画『まほろ駅前多田便利軒』
    【4月28日特記】 映画『まほろ駅前多田便利軒』を観てきた。一昨日の記事にも書いた通り、大変楽しみにして観に行った。 最初に思ったのは、三浦しをんによる原作ってどんな感じだったんだろ?ということ。あま
    | trivialities | 2011/05/25 9:51 AM |