映画[ ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う ]佐藤寛子、ファンファタールを熱演 | アロハ坊主の日がな一日

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映画[ ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う ]佐藤寛子、ファンファタールを熱演
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    映画[ ヌードの夜 愛は惜しみなく奪う ]を新宿シネマートで鑑賞。

    漫画家であり、映画監督の鬼才・石井隆による最新作。男を殺してしまった女・名美(余貴美子)を助けようと、事件に巻き込まれていく紅次郎の歪な純愛を描いた[ ヌードの夜 ](93年)から17年。前作、紅次郎を演じた竹中直人と再びタッグを組みはじまった本作シリーズは、新ヒロインとして元清純派グラドル・佐藤寛子ちゃんが、体当たりの演技で見事なファンファタールを演じ注目を集めている。この他にも、大竹しのぶ、井上晴美、宍戸錠、真中瞳改め東風万智子(こちまちこ)らが出演。

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    とある街でバーを営む母娘三人。彼女たちには大きな夢があった。それは大金持ちになってセレブな人生を送る事。そのために、高齢者を色香で惑わせ内縁関係になり、やがて自殺に見せかけて殺し、富士の樹海へ運ぶ…。保険金殺人――。末娘・れんがある日、なんでも代行屋を営む紅次郎の元を訪れる。その依頼とは、父の散骨時になくした形見のロレックスを探して欲しいというもの。その奇妙な依頼がグロテスクな事件への序章だった。(gooより)

    この映画は、公開当初、新宿シネマートで3ヶ月くらいロングラン上映されていたように記憶している。最近では、銀座シネパトスでディレクターズカット版を再上映。清純派グラドル・佐藤寛子の初ヌードかつ、初の濡れ場が拝めるとあって、最近では珍しく息の長い映画なのです。

    そういえば、2007年に観た石井監督の[ 人が人を愛することのどうしようもなさ ]では演技派女優の喜多嶋舞が初ヌードを披露していた。つねに石井監督は話題のある作品を提供してくれますねえ。

    今回の注目は、やはり佐藤寛子ちゃん。自然とちゃんづけしてしまいたくなる、あのルックス。他の映画であまり観たことがなかったので、あまり期待はしていなかったけれど・・・想像以上の演技で、なかなかよかった。グラビアに初登場した時のような純真さ、後半は豹変という言葉がピッタリの極悪ぶり。このアンビバレンスな雰囲気が男ごころをゾクッとさせる。「1年だよ、この臭いチンポ、我慢してシャブってあげたのに・・・」とTVではNGワードとなるようなきわどい言葉を発する姉の田中桃を演じた井上晴美と、時折見せる、醜悪な限りのがめつさを放つ母を演じた大竹しのぶという、存在感のある二人にも、演技では負けてはいなかった。

    しかし、この映画の前作である[ ヌードの夜 ]を観ていなかったのは、今となっては悔やまれる。竹中直人演じる紅次郎が仕事の依頼で訪問してきたれんの健気な一面にふれ、次から次へと簡単に引き受けてしまう彼の行動が、どうもしっくりとこない。そこには紅次郎こと村木哲郎が、前作での土屋名美との間において何かしらできごとが尾を引いているはずなのだが・・・、それを知らない僕にとってはこの映画の面白さを半分も逃しているのだ。ああもったいない、もったいない。

    しかし、夜や廃屋、今回であればドウォーモといった空間で、男の欲望と女の怨念、血と暴力の惨劇が、いつまでも暗い余韻を響かせ、逆光やオレンジ、グリーン、ブルーという様々な色に輝くネオンなどの照明演出や、ローアングルや広角カメラでの撮影など淫靡な空気を醸し出す石井色たっぷりのドラマツルギーは、圧巻である。

    終盤、どん底に叩き込まれて生きる気力も失った紅次郎が、東風万智子演じる女刑事、安斎ちひろの懸命な助けのおかげで、回復へと向かうシーンは、ノワール映画としては不似合いなではあるが、気持ちの僕好みのエンディングだった。近々[ ヌードの夜 ]を観てみよう。
    | 映画(日本) | 02:06 | comments(0) | trackbacks(0) |
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