2018.12.17 Monday
Jリーグチェアマン村井満氏の特別セミナー<第2弾>
Jリーグチェアマン村井満氏が登壇するセミナーに行ってきた。2回シリーズでお届けする、今回は第2弾である。第1弾は、おもに人材育成をテーマにした内容だったが、今回はJリーグの組織改革やビジネス改革についての話である。
◎なりわいの肝を社員と共有し、意識を改革
村井チェアマンは前職のリクルート時代から考え、取り組んでいたこと。それは、組織として、なりわいがもっている本質を育てていけるような環境や社風をつくっていくこと。例えば、金融でいえば「秩序」ということにコンフォタブル(心地よさ)を感じられることが大切だし、他部署などとの連携なしでは商品が生まれないメーカーでは「協働」がキーワードになる。こんなふうにそれぞれの業界にあったキーワードを抽出して、それに合った職場環境づくりに貢献してきたという。
リクルートで最後に社長を務めたリクルートエイブリックは人材紹介業。このなりわいは、企業はもちろん求職者との「対話」が大切。そこで、社内でもじっくりお互いが話せるような場の提供を優先させたという。たとえば、古いしきたりである飲み会なども復活させた。
そしてJリーグ。サッカーの生業(なりわい)の本質は何かと考えて導き出したのが「ミスのスポーツ」というもの。オウンゴールやパスミス、決定的な場面でのシュートミス、監督による選手交代のミスなど、あげだせばキリがない。そこで業務では「Plan→Do→Check→Action」の間にMiss(ミス)を入れて、「Plan→Do→MISS→Check→Action」というのを掲げ、それを認識した上で、どんどん新しいことに挑戦していく風土をつくっていった。評価についても、今までのやり方で成功するだけなら加点0点だが、やり方を変えて挑戦し、失敗しても50点、成功すれば100点が加点される。ミスを含めた挑戦を奨励していった。
JUGEMテーマ:ビジネス
◎なりわいの肝を社員と共有し、意識を改革
村井チェアマンは前職のリクルート時代から考え、取り組んでいたこと。それは、組織として、なりわいがもっている本質を育てていけるような環境や社風をつくっていくこと。例えば、金融でいえば「秩序」ということにコンフォタブル(心地よさ)を感じられることが大切だし、他部署などとの連携なしでは商品が生まれないメーカーでは「協働」がキーワードになる。こんなふうにそれぞれの業界にあったキーワードを抽出して、それに合った職場環境づくりに貢献してきたという。
リクルートで最後に社長を務めたリクルートエイブリックは人材紹介業。このなりわいは、企業はもちろん求職者との「対話」が大切。そこで、社内でもじっくりお互いが話せるような場の提供を優先させたという。たとえば、古いしきたりである飲み会なども復活させた。
そしてJリーグ。サッカーの生業(なりわい)の本質は何かと考えて導き出したのが「ミスのスポーツ」というもの。オウンゴールやパスミス、決定的な場面でのシュートミス、監督による選手交代のミスなど、あげだせばキリがない。そこで業務では「Plan→Do→Check→Action」の間にMiss(ミス)を入れて、「Plan→Do→MISS→Check→Action」というのを掲げ、それを認識した上で、どんどん新しいことに挑戦していく風土をつくっていった。評価についても、今までのやり方で成功するだけなら加点0点だが、やり方を変えて挑戦し、失敗しても50点、成功すれば100点が加点される。ミスを含めた挑戦を奨励していった。